【Unit紹介】DX Unit

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この記事で分かること

・業務・案件紹介
・ZEINのDX Unitの強み
・活躍できる人物像

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インタビュイー紹介

写真右:川端 泰祐(かわばた たいすけ)
ZEIN株式会社 取締役/Managing Director 。新卒でIT企業に入社後、ITベンチャー執行役員、外資コンサルティングファームディレクターを経て、ZEINに参画。趣味はキャンプ、筋トレ、子供・愛犬と遊ぶこと。

写真左:薄井 寿幸(うすい ひさゆき)
ZEIN株式会社 Director。横浜国立大学経営学部卒業後、会計領域のコンサルティング・IT導入を経験し、外資系コンサルティングファームを経て、ZEINに参画。趣味は料理、洋服。

ZEINの組織体制

ZEINでは、「ワンプール×サービス特化」の組織体制を敷いています。

・ワンプール体制
コンサルタント全員がひとつのプールに所属し、戦略立案から業務改革、システム導入、運用定着まで幅広いフェーズに携わることができます。特定分野に縛られず、多様な業界・テーマで経験を積みながらキャリアを広げられる柔軟性があり、特に若手はこの環境で力をつけていきます。

・サービス特化体制
一方で、マネージャー以上のキャリア層は、徐々に「専門性を深めるステージ」へ移行します。現在は 業務/IT、DX、GRC、SRE/運用統制の4つのUnitと、金融、開発/保守/運用の2つのSectionがあり、それぞれの領域で高度な専門性を磨き、組織をリードするキャリアを形成していきます。

※ZEINでは、若手のうちは幅広い経験を通じて基盤を築き、マネージャー以上になると専門性を高めてキャリアを広げていける二段構えの成長環境を用意しています。

ZEINの「ワンプール×サービス特化」の組織体制

▼ZEINの組織体制について詳しくはこちらから

仕事を知る

https://recruit.zein.jp/project/

本記事では、その中でも企業のデジタル変革を担う DX Unit をご紹介します。

テクノロジーを通じて企業の可能性を拡張する

DX Unitのミッション・役割を教えてください。

DX Unitのミッションは、「テクノロジーを通じて企業の可能性を拡張すること」です。
私たちが目指すのは、単なるIT化やプロダクトの導入ではありません。クライアントが抱えるビジネス課題やユーザー課題を深く理解し、事業構造そのものを変革することで、未来の競争力を創り出すことです。
そのためにZEINでは、ビジネス・業務・人・システム・データを横断的に分析し、つなぎ合わせることで「継続的に進化し続ける仕組み」をデザインしています。

テクノロジーやプロダクトはあくまで手段に過ぎません。重要なのは、課題を正しく捉え、最適なアプローチを構想し、実行を通じてクライアントの変革を実現することです。こうした取り組みを通じて、企業の業務改善にとどまらず、ビジネスモデルや組織の在り方そのものをリデザインする。それが私たちの考える本来のDXです。

DX Unitの組織体制

ディレクター(D) & シニアマネージャー(SM)

<それぞれの役割>
・D(ディレクター):Unit全体の営業戦略を描き、マーケットや顧客動向を踏まえたプランを立案します。単に案件を提案・受注するだけではなく、DXの本質を捉えた提案をリードし、ZEINの知見や外部パートナーとの協業を組み合わせながらプロジェクトを形にしていきます。また、複数プロジェクトを俯瞰し、リスクマネジメントや人材配置を通じて、Unit全体の成長を牽引する役割も担います。

・SM(シニアマネージャー):複数のプロジェクトを責任を持って推進し、ビジネス・業務課題を分析し解決のロードマップを描き、クライアントの変革を実現します。単なるPJ遂行・管理にとどまらず、成果物の品質と進捗を担保しつつ、クライアントとの信頼関係を築き、変革を最後までやり切る役割を担います。

ZEINのDX領域では、幅広いプロダクトベンダーとパートナー契約を結び、最新技術を自由に組み合わせられる環境を整えています。テクノロジーはあくまで“解決の引き出し”として活用し、課題から逆算した最適解を導き出すものと位置付けています。

DX Unitの業務・案件紹介

グローバル製鉄機械企業

【クライアントの業務内容】
グローバルに法人がある製造会社の日本法人。販売、生産、購買、会計などの基幹業務はグローバル統一の基幹システムを使用しているが、日本固有の対応のためのシステムも使用して業務を行う。

【課題】
コロナ禍の働き方改革、改正電帳法の対応として、これまでの紙ベースでの業務の改善が必要。
また業務の重複や二重入力などを解消した効率性を実現したい。

【提供した解決策】
グローバルや日本固有の対応のために多くの業務が存在しているため、単なるツールの導入ではなく複数のツールを組み合わせて全体最適を追求したシステム導入を推進。
また導入後のツールを利活用するため、IT部門・経理部門以外の部門との施策の検討や実現化を支援。

不動産会社

【クライアントの業務内容】
全国に多数の支店を持つ不動産管理会社。各支店や拠点において、得意先や仕入先との取引のため様々なシステムを用いて業務運用を行っており、システムの導入や改善、管理を本社の業務部門、システム部門で行う。

【課題】
システムのUI/UXに課題があり、入力業務に負荷がかかっている。紙ベースでの業務もあり、自社だけでなく取引先を含めた業務改善を実現したい。

【提供した解決策】
クライアントが導入済のさまざまなシステムを活用した課題解決のためのあるべき業務像を策定し、改善に向けた計画を立案。
各種ベンダーとの調整を含めて実現化を支援。

建設会社

【クライアントの業務内容】
全国に多数の支社を持つ建設会社。人事・経理・給与などのバックオフィス業務において、各支社は情報をとりまとめ、本部の管理部門へ報告。本部が最終的な処理を担当。支社から本部への連携は紙・メール・Excelといったアナログ方式で行われ、煩雑化と情報伝達の遅延が常態化。

【課題】
支社ごとに異なる運用ルールや情報集約や確認作業の膨大化、本部管理部門の負荷増大、業務効率低下と内部統制リスクが顕在化。業務改革推進室や情報システム部門は存在するものの、スキル不足・リソース不足による推進力欠如し部署間調整が難航。

【提供した解決策】
バックオフィス業務全体の整理・分析し、人事・経理・給与を中心にデジタル化対象を特定。業務フローの可視化と改善ポイントを明確化したのち、RPA、ワークフローを組み合わせた導入計画・検証・開発・運用展開を実施。支社から本部への情報連携のデジタル化や業務効率化、本部業務の負荷軽減、オペレーション定着化を実現。

グローバルSI会社

【クライアントの業務内容】
社員わずか3名で、全国110以上の自治体のシステム・機器運用保守を長年にわたり担当。毎年、大量のデータを分析・解析し、その年に実施すべき施策を検討。運用保守は年度ごとに更新されるため、自治体ごとに契約内容や保守要件を確認。さらに、納品済み機器の耐用年数や使用期限も考慮し、半年かけて年間保守計画を立案。

【課題】
契約内容や機器情報を自治体ごとに確認・分析する作業は膨大。属人的かつ大きな負担となり、限られた人員で効率的かつ確実に対応できる仕組みが必要。

【提供した解決策】
AIを活用し、前年度と今年度の契約内容の相違点を自動で分析。耐用年数が迫る機器や交換リスクの高い機器を自動抽出し、最終的な年間保守計画を短期間かつ簡易に作成できるプロセスへと改善。効率化の可能性を検証。

プロダクト導入を超えたDXの真価

DX Unitのやりがいを教えてください。

私たちの仕事は、クライアントが本当に必要としていることを見極め、課題解決につなげていくことです。そのためには、自らの知識や視野を日々アップデートし続ける姿勢が欠かせません。継続的なキャッチアップは大変ですが、自らのアイディアや提案が形となり、業務効率化や新たな価値創出につながった瞬間に、大きなやりがいを実感します。

DXというと「特定プロダクトの導入」がゴールと考えられがちですが、実際には導入してからがスタートです。重要なのは、「ビジネスや現場業務にどのように適用し、新たな価値へとつなげられるか」になります。例えばクラウドサービスひとつ取っても、単なるツールとして使うのか、組織や業務の再設計に活かして真の効果を引き出すのかで、成果は大きく変わります。

ZEINでは、たとえ小さなプロジェクトから始まったとしても、将来のあるべき姿を見据えて設計します。必要に応じて複数のテクノロジーやサービスを組み合わせ、クライアントにとって最適な解決策を導き出し、業務全体を一気通貫で見渡し最適な仕組みを描くことでDXの効果を最大化します。これこそが私たちの強みであり、この仕事の一番の面白さです。

広い視野を持ち、最大限の価値を創出する

ZEINのDX Unitの強み・特徴を教えてください。

ZEINのDX Unitは、特定のツールや製品に依存せず、クライアントの事業全体の価値創出を追求しています。DXとは単なるツール導入ではなく、業務や組織の仕組みを見直し、持続的に改善され続ける仕組みを設計・実装することが重要だと考えています。
そのため、特定領域の課題にとどまらず、縦割りを越えて全体最適を描き、構想から実運用まで一気通貫で伴走する姿勢を大切にしています。この「変革をやり切る姿勢」こそがZEINの強みです。
さらに、導入した施策を最終的に運用するのはクライアント自身であることを前提に、実運用プロセスを見据えて設計し、現場で定着するところまで並走します。
実際に、特定領域の課題解決からスタートしたクライアントが、私たちのアプローチに共感し、より広い業務部門やIT部門にまたがるDX推進へとご相談をいただくケースも増えています。信頼を起点に次のテーマへと広がっていく循環を生み出せることが、ZEINのDX Unitの最大の特徴です。

ビジネス変革の全体像を意識し、DXを推進する

DX Unitで活躍できる人物像を教えてください。

ZEINのDX Unitで活躍できるのは、広い視野を持ち、多角的に物事を捉えながらクライアントのビジネス変革にコミットできる方です。そのため、知識を広げることに興味を持ち、学び続ける姿勢を楽しめる方が向いています。
クライアントとの対話では、IT知識だけでなく、業務や組織の仕組みまでを踏まえて議論する必要があるため、「テクノロジー」「業務」「人・組織」「データ」など複数の観点を横断して考えられる柔軟な思考が求められます。
もちろん、特定の領域やプロダクトに強みを持つことは大きな武器になります。ただしZEINが大切にしているのは、特定ツールの導入にとどまらず、それを手段として位置づけ、クライアントのビジネス変革を最後まで一緒に伴奏する姿勢です。

幅広い分野にアンテナを張り、自分の専門性を起点にしながら知見を広げていける方、そして上流工程からクライアントに深く関わりたいと考えている方に特にフィットする環境です。

総合力の高いコンサルティングを目指す

DX Unitの今後の展望を教えてください。

ZEINのDX Unitは、まず業務基盤領域における強みをさらに深化させ、知見の幅と深さを拡大させていくことを考えています。新しいプロダクトやサービスについても、地道に知見を積み重ねることで、その機能・特徴・拡張性を理解し、クライアントにとって最適なソリューションにつなげていきます。こうした積み上げこそが、DX推進における信頼の源泉になると考えています。
中長期的には、価値創出の中心であるフロント領域にも踏み出し、総合力を高めることを目指します。DXは単一領域の改善ではなく、部門や領域を横断する変革です。私たちは基盤業務に加えてフロント業務までを視野に入れ、クライアントのビジネス全体を変革する伴走者となりたいと考えています。
さらに、複数のテクノロジーやサービスを組み合わせたソリューション提案を強化し、単一課題にとどまらず包括的な課題解決ができるようになり、
将来的には、「業務基盤からフロント領域まで一気通貫で支援できる体制」を築き、クライアントから「どのような課題も任せられるビジネスパートナー」として選ばれる存在になることを目指します。

ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。

ZEINのDX Unitでは、クライアントの課題解決のために最後まで考え抜き、最適な施策を提案し、変革が現場に定着するまで支援します。常に「クライアントにとって何が最適か」を最優先に考えるスタイルに共感いただける方、「動かない現場が動き出す瞬間」をダイレクトに感じたい方、そして自ら変革を起こすことに喜びややりがいを見出せる方に、ぜひ来ていただきたいです。

「自分は特定の領域に強いが、このままで良いのか」「得意分野を活かして、もっと大きな価値を生み出したい」と考えている方にとって、ZEINは広い視野を持ち、多様な挑戦ができる環境です。現状に満足せず、新たな可能性を切り拓きたい方は、ぜひ一度、私たちとDXの未来を描く会話をしてみませんか。

<執筆/撮影:伊藤 早織>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。