プロフィール:菅田 拓海(すがた たくみ)
語学の専門学校から獨協大学経済学部に編入し、2023年3月に卒業後、新卒でZEINに入社。学生時代は3つのアルバイトを掛け持ちながらも、経営戦略に関するゼミに力を注いだ。 最近は、念願だった一人暮らしを始め、生きていく大変さを実感している。
就活時に思い描いていた成長
コンサルタントになろうと思ったきっかけを教えてください。
学生時代から考えることが好きで、友達やアルバイト先の方から相談を受ける機会が多く、それに対する解決策などをよく考えていました。そうした経験から、漠然と課題解決を行う仕事がしたいと考えるようになり、コンサルタントという仕事に興味を持ちました。また、企業の課題に対して解決策を考えるゼミに所属していたこともコンサルタントを目指すきっかけのひとつです。
就活時、どのようにコンサルタントとして成長したいと考えていましたか。
就活時には、コンサルタントとして加速度的に成長したいと考えていました。また、特定の分野の専門性を高めるよりも、幅広い分野に対する知見を広げたいという思いがあったため、裁量権が大きく、さまざまなプロジェクトに配属されることで幅広い経験を積むことのできるワンプール制を導入しているベンチャー企業に絞って活動を行っていました。
そのような成長を思い描きながら、学生時代に取り組んでいたことがあれば教えてください。
学生時代は、ゼミ活動の一環として企業の課題に対する解決策を考えるコンサルティングのような活動を行っていましたが、「加速度的に成長する」「知見を広げる」という意識を持つようになってからは、今まで以上に積極的にゼミ活動に取り組むようになりました。また、ZEINへの入社が決まってからは、もともと続けていた英語の学習に加え、簿記や基本情報技術者などの資格取得の勉強にも取り組み、社会人になるための学習習慣を身につけることを意識しました。
コンサルタントになった今の成長
ZEINにおけるキャリアアップの概要と特徴を教えてください。
タイトルは、アナリスト→コンサルタント→シニアコンサルタント→マネージャー→シニアマネージャー→ディレクターの順でキャリアアップしていきます。キャリアアップの判断では、次のタイトルを担える人材か、タイトルアップの妥当性を成果として出せているかが評価されます。評価の際は、まず自分自身で半年間の成果を振り返り、5段階評価を行います。そして、その自己評価をもとに上長と面談を行い、上長から評価を付けていただきます。上長がマネージャー以上のメンバーと協議した後、最終的な評価が決まり、それをもってタイトルアップするかどうかの議論が行われます。
タイトルアップをするためにどのようなことを意識していますか。
1つ上のタイトルに求められる行動を意識して業務に取り組んでいます。コンサルタントである私の場合、プロジェクト内ではシニアコンサルタントの視点を持ち、その役割を意識した動きを心掛けています。具体的には、シニアコンサルタントにはチームをリードする役割が求められるため、プロジェクトにおいて下位メンバーを率いながら、チームの成長を促すフィードバックを行うよう努めています。
また、私はチームをリードする際、背中で見せるタイプではなく、メンバーと積極的にコミュニケーションを取りながら進めるスタイルを大切にしています。仕事は楽しくなければ続かないと考えているため、チームの雰囲気を大切にし、自然とメンバーがついてきたくなるような関わり方を意識しています。
最も成長を感じたプロジェクトを教えてください。
大手小売りメーカーのITインフラの運用支援を行うプロジェクトです。主な業務としては、システムのサービス仕様書の更新や、子会社への費用負担に関する処理など多岐にわたる業務を担当しました。そこでは、自分が対応する相手がクライアントの役職者ということもあり、上の立場の人と関係を築き、スムーズに会話できるようになったことに成長を実感しています。相手によって反応や考え方が違うため、状況に応じた話し方やコミュニケーションの取り方を学び、柔軟に対応できる力が身に付きました。また、このプロジェクトではシステムに関する包括的な知識の理解が求められるため、クライアント先が導入しているシステムの資格を取得したことで、システムへの理解度が向上した点についても成長を感じています。

学生時代に思い描いていた成長と今の成長との違い
学生時代に思い描いていた成長とコンサルタントになった今の成長とのギャップを教えてください。
成長度合いでいえば、想像以上でした。入社前は、2年目でクライアントの役職者と話したり、チームをリードしたりする機会があるとは思っていませんでした。ただ、その分、思い描いていた以上の責任が自分にのしかかっていると感じることもあります。その責任に応えられるよう、日々自己研鑽を重ねながら業務に向き合うことで、加速度的に成長しているとも実感しています。
「責任の大きさ」というギャップを乗り越えるために取り組んだことを教えてください。
クライアントの期待に応えるため、しっかりとした下準備を行うことです。例えば、クライアントへ説明を行う際は、単にパワーポイントを作成して発表するのではなく、事前にスクリプトを用意し、内容に違和感がないか確認したうえで、何度も練習を重ねてから発表するようにしていました。クライアントが気にしそうな点や、質問が予想されるポイントについても事前にリサーチし、適切な回答を準備したうえで報告するよう心掛けています。
読者へのメッセージ
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
「成長」を一番に掲げるのであれば、コンサル業界は最適な選択だと思います。さらに、ベンチャー企業であれば1人あたりの責任も大きくなるため、さらなる成長が望めると思います。課題を乗り越えることで大きく成長することができます。その機会が多いのが、コンサル業界、そしてベンチャー企業だと考えています。
<執筆/撮影:永島 蓮>
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