インタビュイー紹介
写真左:澤田 和平(さわだ かずへい)
北海道大学獣医学部卒業後、大阪市の保健所にて飲食店の許認可業務、食虫毒対応業務などを担当。第2新卒として2020年4月、ZEINに参画。最近の趣味は「滝行」、「バンジージャンプ」、「箱根駅伝(走る方)」。目指すは超サイヤ人。
上田 あゆ美(うえだ あゆみ)
早稲田大学人間科学部健康福祉科学科を2020年3月に卒業後、新卒1期生としてZEINに入社。学生時代は、カウンセリング学などの臨床心理学を学んだ。生まれも育ちも東京都。趣味は漫画やアニメ、ゲーム。
大学での専攻
大学での専攻についてお聞かせください。
澤田:
私は、獣医学部で生物全般に関する勉強をしていました。実際に動物と触る機会も多く、動物病院で犬や猫の診療の実習をしたり、牛の直腸検査の練習をしたりしました。専門分野は感染症で、BSE※という病気について研究していました。
※BSE:牛海綿状脳症と呼ばれる、牛の病気の一つ。BSEプリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した場合、牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、死亡するとされている。
上田:
人間科学部で、心理学について勉強していました。例えば、発達心理学や臨床心理学など、『心理学』という単語がつく科目を網羅的に学習しました。ゼミ活動では、カウンセリングを専門とするゼミに所属し、自閉症や登校拒否になってしまった子供へのカウンセリングについて学びました。
ZEINを選んだ理由
数あるコンサルティング会社の中で、なぜZEINを選んだのでしょうか?
澤田:
2点あります。
1点目は、システム開発の上流から下流まで、幅広い業務に関わることができると感じたためです。
選考中の段階で、ZEINではシステム開発の上流から下流まで携わることを聞いており、様々な現場に行き、チャレンジする機会が多いことは、私にとって大きな魅力でした。
2点目は、会社への安心感です。Wantedlyに、役員やマネージャーが大手出身であることや、教育制度などの情報が掲載されており、他社と比較した際に、入社後もしっかりフォローを受けられる環境なのではないかと思い、安心感が大きかったです。
上田:
学生時代に心理学を専攻していたので、間接的にでも心理学に関わることができる製薬会社を中心に考えていました。
当時は他のコンサルティングファームを比較していませんでした。しかし実際に働いてみて、ZEINでは小規模で社員同士の距離が近く、チーム全員で仕事をするというマインドをとても大事にしていることや、一人一人が持つ裁量も大きく、個人の実力が伸び、スピード感を持って成長するチャンスがあると感じています。
大学での学びが業務に活かされていると感じたことはありますか?
澤田:
実践的なロジカルシンキングの経験が活きていると思います。先述した研究の中で、仮説構築とその検証を繰り返していたため、ロジカルシンキングの経験を積むことができました。
また、在学中にデータを扱う場面が多かったので、社会人として不可欠なExcelやPowerPointのテクニックやデータ分析能力を養うことができました。これらの強みは理系だからこそ身に付くのではないでしょうか。
上田:
大学で得た知識を直接活かせる場面はありませんが、答えのない問いに対して、粘り強く最適解を考えるというアプローチの方法は文系の強みです。また、コンサルティング業務では、調査を通じて膨大な量のデータに触れるため、文系特有の暗記能力が調査内容の記憶に活かされていると感じることもあります。
学生時代に身につけたことで、ZEINに入社後にさらに成長したことはありますか?
澤田:
目に見えるところですと、入社時から膨大な資料に触れているので、資料のクオリティや作成スピードが上がりました。また、言葉にすることは難しいですが、物事を俯瞰する力がつきました。
プロジェクトでは、大学生の頃とは比にならない程多くの人と関わります。相手の状況やスケジュールを意識して、どういうコミュニケーションを取るとプロジェクトがスムーズに前進するのか、何となくですがわかってきました。
プロジェクトの中で使うWBS※の考え方は、普段の生活でも自己学習の進捗管理などに役立っています。
※WBS:Work Breakdown Structureの略。プロジェクトのスケジュール管理に使われるツールの1つで、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)することで管理する手法を指す。
上田:
学生時代に学んでいた心理学は、学問としてではなく、自分自身の社会生活で役に立っていることが多いです。
例えば、チームで業務を行う際に、会社の仲間や顧客との会話の中で、相手が求めていることを先回りして考えることができています。
今後のキャリア設計
今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?
澤田:
就職活動をしていた頃は、まだ業界のことも漠然としか分からず、将来の見通しが立たなかったので、マネージャーになることをぼんやりとしか考えていませんでした。現在は、マネージャーになるために必要な能力やスキルが具体的にわかるようになって来ました。
30代前半でマネージャーになるという目標を設定し、そのために必要な能力やスキルをブレイクダウンして、日々のプロジェクトでどのような経験が積めると良いかを意識しながら業務に取り組んでいます。
上田:
率直にお話ししますと、入社時は、3年程勤務し転職することを考えていました。しかし、実際に3年近く働いてみると、ZEINにはまだ関わったことがない魅力的な社員の方々や、コンサルタントとして成長できる環境があると強く感じ、辞めるにはもったいないと思いました。これからも日々新しいことに挑戦していきたいです。
少しでも興味があれば、飛び込んでみて
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
澤田:
就職活動をしていた頃は、ベンチャーにおける労働環境について良くない話も聞いていたので、ベンチャーに入ること自体が不安でした。しかし、実際に入社してみると雰囲気も良く、福利厚生もしっかりしていたので、安心して働くことができました。
もちろん、ベンチャーの良い面は残っていて、大企業と比べて経営層まで風通しが良いです。さらに、若手の意見も取り入れ、柔軟にルールや制度を作ることができています。若い内から自分の意見が会社の意思決定に関わるという点は、大企業にない楽しさではないでしょうか?今では大企業より、むしろベンチャーで働けて良かったと感じています。
上田:
学部や大学時代に学んだことに囚われすぎない方が良いと思います。
社会人になると、学生時代に気づくことができなかった自分の学びが活かされる場面もあります。それは、自分と全く縁のなかった業界で発揮できる可能性もあるため、少しでも興味を持つ業界があれば、飛び込んでみることも良いかもしれません。
<執筆/撮影:鈴木 凛太郎>
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