プロフィール:宮崎 将和(みやざき まさかず)
2020年4月に新卒1期生として入社。出身は岐阜県、大学は名古屋で、現在は東京都に在住。 趣味はサウナ。最近は身体を気遣い坂道ダッシュ(7m)を1日3本こなし、タバコを吸う量も半分に減少。体力増強のみならずコスト削減にも成功した。
先々のことを考える意識の高まり
ZEINにおけるキャリアパスの概要を教えてください。
2020年4月に入社し、2年半コンサルタントとして業務に取り組んだ後、シニアコンサルタントに上がりました。その後1年間シニアコンサルタントとして業務に取り組み、2023年10月からマネージャーを務めています。
タイトルによって担当する案件に違いはありますか。
ZEINでは、マネージャーまでのタイトルにおいては、タイトルによって担当する案件に違いはありません。インフラ関連の案件、システム導入案件、構想策定※、開発案件などに一通り携わりました。
※構想策定:課題の分析及び実現方針の検討、実現に向けたプロジェクト計画の立案を実施
タイトルによって案件に取り組む際の役割はどのように変化しましたか。
各タイトルの役割は、プロジェクトによっても変わるのですが、大まかには以下のように変化しました。
まずコンサルタントの時は、作業者として、上司の指示やアドバイスを受けながら、目の前の1つ1つのタスクに集中して取り組みました。その後、シニアコンサルタントに上がってからは、作業者2、3人の小規模チームのリーダーとしての役割を担いながら、作業を進めました。そしてマネージャーになった現在は、プロジェクトのリーダーとして、計画立案やタスクの指示出し、レビューの実施などの役割を担い、全体をまとめています。
タイトルが上がるにつれて、案件に取り組む際の意識はどのように変化しましたか。
コンサルタントになりたての頃は、目の前の作業に焦点を当てて取り組むことを意識していましたが、タイトルが上がるにつれて、チーム全体にまで視野を広げて業務に取り組むように意識が変化しました。
また、タイトルが上がるにつれて、目の前の作業よりも、今後のリスクやクライアントの期待値/PJスコープのコントロールを考える意識が高まりました。1週間、1か月、プロジェクトの終わりなど、実際よりも先の時点のことを考え、見通しを立てながらプロジェクトを進めることができるようになったという点が、取り組み方として意識が変化した部分だと感じています。
案件成功時の喜びや達成感をより強く感じる
現在マネージャーとして仕事をする中で、どのような時にやりがいを感じますか。
案件を一通り終わらせたときにやりがいを感じます。
マネージャーとして案件に取り組むようになり、1つの案件を成功させたときの喜びや達成感をより大きく感じるようになりました。シニアコンサルタントの時よりも案件やチーム全体のことを考える時間が増え、案件の成功を目指す思いが一段と強くなったためだと思います。
自分が持つスキル以上のタスクにも積極的に挑戦する
これまで携わってきた案件の中で、自分が大きく成長することができたと感じる案件は何でしょうか。
コンサルタントとシニアコンサルタントの初期に継続して担当した、グランドデザインからシステムの稼働までを一通り携わった案件です。
上記の案件が自身の成長に繋がったと感じる理由は2点あります。
1点目は、何もないところから完成までの全ての工程に携わることができたという点です。特に、グランドデザインという工程を経験することができたことは、答えのない課題に取り組むという点で自身の大きな成長に繋がったと感じています。
2点目は、1人で案件を成功させることはできないという気づきを得たという点です。上記の案件は、チームとして働くことを強く意識して取り組まなければ成功させることが困難なプロジェクトでした。そのため、チームを率いることの大切さを学ぶことができたという点で、自身の成長に繋がったと感じています。
タイトルが上がっていく中で困難な状況に直面したことはありますか。
コンサルタントからシニアコンサルタントに上がる過程で、マインドを変えることが難しかったです。
コンサルタントとして携わった案件では、自分1人では案件を成功させることが困難な状況を経験しました。一人でできる作業には限界があるため、自分一人で全ての作業に深く関わっていくという認識を改め、PJリスクやスコープをコントロールするうえで必要なPJの全体感を把握しアクションをとっていくことを第一に置き、チームメンバーに仕事を割り振る意識をもつ必要性を感じました。
このような、全体感は見失わずに、チームのメンバーに仕事を割り振って案件を進めていくというマインドを自分の中に新たに定着させることが難しかったです。
早く成長するために実践してきたことを教えてください。
早く成長するために実践してきたことは、2点あります。
1点目は、自分が現時点で持っているスキル以上のタスクや役割に常に挑戦してきたという点です。自分が出来る範囲のことだけに取り組んでいても、大きな成長には繋がらないと考えています。今の自分のスキルには見合わない、期待値を込めた役割にも積極的に挑戦してきたことが成長に繋がったと感じています。
2点目は、業務外の時間においても積極的にインプットを行ったという点です。早く成長をするためには、業務以外の時間で、いかに仕事に関連するような取り組みができるかが重要だと思います。
この2点は、入社してから現在に至るまで、どのタイトルの時も一貫して実践してきました。
今後の目標を教えてください。
マネージャーになって1年ほど経ったいま、どの領域においても安定してバリューを出すことを目標に、業務に取り組んでいます。
成長に繋がる機会が多くある
自身のキャリアを振り返って、ベンチャー企業の特徴はどのような点にあると考えますか。
ベンチャー企業の大きな特徴は主に2点あると思います。
1点目は、成果を出せばタイトルを上げていくことができるという点です。年功序列ではないため、年齢に関係なく昇進を目指すことができます。成果を出せば、早い時間軸でキャリアを歩むことができると感じています。
2点目は、人数が少ない分、早いうちからタイトル以上のタスクに挑戦することができるという点です。担当者レベルでも、メインの担当者として活躍することができる場があります。活躍の場の多さや最初から任される業務の幅の広さはベンチャー企業ならではだと感じています。
新卒でベンチャー企業に入社してキャリアを築くために重要なことは何でしょうか。
最初はとにかく泥臭く頑張って、上の方々についていくことが重要だと思います。そうすればキャリアは必然的に築けるはずです。
自分は、「入社してから5年以内にマネージャーになる」という目標を入社時から持ち、常に意識して業務にあたっていました。タイトルを上げて、自分で色々なことを決定し、リードできる立場になった方が仕事がより面白くなると思ったためです。やりがいやモチベーション、働き方なども大切ですが、それ以上にタイトルを上げるという目標に向かって突っ走りました。キャリアを築いてくためには、最初は泥臭くがむしゃらに頑張ることが非常に大切だと感じています。
ZEIN JOURNLをご覧の皆さまへ。
成長スピードを大切にしたい方には、ベンチャー企業が1つの選択肢としておすすめです。小規模のコンサルティングファームでは、早いうちからスキル以上のタスクに挑戦しやすい環境が整っており、成長に繋がる機会が多いためです。大きな成長のためには膨大な努力が必要ですが、それらを乗り越えて成長を目指したい方は、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
<執筆/撮影:細矢 真那>
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