プロフィール:濵岡 聖朗(はまおか まさあき)
中央大学商学部経営学科を2021年3月に卒業。2019年8月よりZEINへインターン生として参画し、インターンチームのリーダーとして新卒採用業務に従事したのち、2021年4月に新卒入社。新卒5年目でマネージャーに昇進し、現在は生成AIを活用した業務改革やAI活用の構想策定、導入支援を中心に、複数のプロジェクトを担当している。
マネージャーとは
マネージャーの役割について教えてください。
一言で言うと、プロジェクト全体の成果に責任を持つ役割です。マネージャーは、プロジェクト全体の進捗を管理しながら、成果物の品質を担保し、想定されるリスクへの対応を担います。また、クライアントとの認識のすり合わせや、メンバー一人ひとりの状況把握も重要な役割です。
ただし、進捗やリスクを管理し、プロジェクトを予定通り完了させるだけでは十分ではありません。プロジェクトを通じてクライアントにどのような成果や価値を提供できるのか、そしてその先に、ZEINとしてどのようなテーマや課題に対して新たな提案ができるのかまで見据えながら、プロジェクトを推進していくことが求められます。
マネージャーの業務内容について教えてください。
大きく分けると、マネージャーの業務は4つあります。
1つ目は、プロジェクトの推進です。
まずはクライアントが実現したいことを正しく理解し、プロジェクトのゴールや支援範囲、スケジュール、進め方を整理します。その上で必要な支援内容を提案し、プロジェクト開始後は進捗やリスクを管理しながら、目標達成に向けてプロジェクトを推進します。
2つ目は、クライアント対応です。
プロジェクトを円滑に進めるため、日頃からクライアントと積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことを大切にしています。また、プロジェクト以外の課題や今後の取り組みについても継続的にコミュニケーションを取ることで、新たな提案の機会につながることも少なくありません。
3つ目は、チームマネジメントです。
メンバーの経験や強み、得意分野を踏まえて役割を割り振り、適切なタイミングで進め方の確認や成果物レビューを行います。一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境をつくることで、プロジェクト全体の品質向上につなげています。
4つ目は、提案活動と社内活動です。
プロジェクトを進める中で新たな課題やニーズを発見した際には、次の提案や新たなプロジェクトにつなげていきます。また、社内では複数のクライアント支援を通じて得た知見やノウハウを整理・体系化し、ZEIN独自のアセットとして蓄積するとともに、再現性のあるサービスへと発展させています。
シニアコンサルタントとの違いは何ですか?
基本的には、役職が上がるにつれて責任を持つ範囲が、自身の業務からチーム、そしてプロジェクト全体へと広がっていきます。
シニアコンサルタントは、自身の業務を遂行しながら、チームをリードし、チーム全体の成果を最大化する役割を担います。一方で、マネージャーはチーム単位にとどまらず、プロジェクト全体の成果に責任を持つ立場です。
自ら担当している業務だけでなく、自分が直接手を動かしていない領域も含めて、プロジェクト全体の品質や進捗、成果に責任を持つ点が、シニアコンサルタントとの大きな違いだと思います。
また、クライアントとの関係構築や追加提案、将来の案件創出といった視点も求められるため、より俯瞰的な立場でプロジェクトを推進していくことになります。
これまでのキャリアについて教えてください。
1年目は、コンサルタントとして自治体のスマートシティプロジェクトに参画するITベンダー企業の提案活動を支援していました。主な役割は、提案資料の作成やクライアントへの説明で、コンサルタントとしての基礎となる資料作成力やコミュニケーション力を身につけました。
2年目には、Boxを活用したクラウドストレージ導入プロジェクトに参画するとともに、ZEINのIT研修講師を担当しました。研修では14名の研修生を5名・5名・4名のチームに分け、各チームをリードする役割を担いました。研修を計画通りに進めるためには、個々の進捗だけでなくチーム全体の状況を俯瞰しながらコントロールする必要があります。この経験を通じて、それまでの自身の業務を中心とした働き方から一歩進み、チームマネジメントへの理解を深めることができました。
3年目には、それまでのプロジェクトでの成果を評価され、シニアコンサルタントに昇進しました。研修で培ったチームマネジメントの経験があったため、この頃にはマネージャーの役割についても具体的なイメージを持つことができていました。また、マネージャーに求められる提案活動にも積極的に携わり、より広い視点でクライアント支援に取り組むようになりました。
その後、5年目にマネージャーへ昇進し、現在はマネージャー2年目です。これまでの経験を活かしながら、プロジェクト全体の推進やチームマネジメント、クライアントとの関係構築、新たな提案活動に取り組んでいます。
▼濱岡さんのコンサルタント時代に関する詳しい記事はこちら
【業務紹介/コンサルタント】若手が成長するために最適な環境がある!
https://recruit.zein.jp/journal/20230616-job-introduction-consultant/
これまで業務を行う上で意識してきたことはなんですか?
私が一貫して意識してきたのは、常に一つ上の立場で物事を考えることです。
例えば、コンサルタント時代は、自分に与えられた作業を期限内に終わらせるだけでなく、「プロジェクト全体をより円滑に進めるために何ができるか」という視点を持って業務に取り組んでいました。
また、シニアコンサルタントになってからは、自身の業務に加えて、チームマネジメントや提案活動など、マネージャーに求められる役割にも積極的に関わってきました。求められている役割の範囲にとどまらず、その先の役割を意識して行動することで、より広い視野や責任感を身につけることができたと感じています。
こうした姿勢を継続してきたことが、結果として次の役割を早い段階から任せてもらうことにもつながったのだと思います。現在もマネージャーとしての役割にとどまらず、その先の視点を持ちながら日々業務に取り組んでいます。

プロジェクトについて
現在担当しているプロジェクトについて教えてください。
現在は、AIを活用した業務改革や、AI活用に向けた構想策定を支援するプロジェクトをリードしており、不動産管理会社や投資ファンドのお客様をご支援しています。
私たちの仕事は、単にAIシステムを開発・導入することではありません。まずはクライアントの業務内容や課題を整理し、その中からAIによって改善効果が期待できるテーマを見極めます。その上で、構想策定から設計・開発、運用定着までを一気通貫で支援しています。
AIは導入そのものが目的ではなく、業務や事業の成果につなげることが重要です。そのため、テクノロジーと業務の両面から最適な活用方法を検討し、クライアントの変革を支援しています。
プロジェクトで担う役割は何ですか?
プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトのゴールや進め方を整理し、クライアントとの合意形成を図りながら、メンバーの役割分担を決めることが主な役割です。
私が担当しているAI関連プロジェクトでは、クライアントがAI導入後の姿を具体的に描けているケースは多くありません。また、AIは技術の進化が非常に速く、実際に試してみなければ分からないことも数多くあります。
そのため、最初に立てた計画をそのまま遂行するのではなく、検証の結果を踏まえながら柔軟に方向性を見直し、最適な進め方を選択していくことが重要になります。こうしたAIを取り巻く技術の進化を踏まえながら、クライアントと継続的に認識を合わせ、プロジェクトの方向性について合意形成を図っていくことが私の役割だと考えています。
メンバーとはどのように関わっていますか?
メンバーには、一人ひとりの能力や経験を踏まえながら、少しストレッチした仕事を任せることを意識しています。
現在のスキルで確実にこなせる仕事だけを任せれば、短期的には安定した成果を出しやすくなります。一方で、それだけでは新しいスキルを身につけたり、一段高い視点で物事を考えたりする機会が限られてしまいます。
そのため、成長につながると考えられる場合には、少し難易度が高く、より広い役割を担う仕事にも挑戦してもらうようにしています。もちろん、任せるだけではなく、適切なタイミングでフォローやフィードバックを行いながら、安心して挑戦できる環境をつくることも大切にしています。
また、私はスキル面だけでなく、マインド面の成長も重視しています。将来的により大きな役割を担える人材になってほしいという思いから、メンバーには失敗を恐れて無難な選択をするのではなく、フィードバックを受けながら積極的にチャレンジし続けてほしいと伝えています。
難しい仕事を任せることもありますが、その際には「最終的な責任は自分が持つので、まずは挑戦してみてほしい」と伝え、メンバーの挑戦を後押しすることを心掛けています。
マネージャーだからこそ求められること
普段の業務の中で意識していることは何ですか?
対クライアントと対社内で、それぞれ大切にしていることがあります。
クライアントに対しては、「クライアント以上にクライアントのことを考える」という意識を常に持っています。私は、クライアントの成功を最優先のゴールと捉えており、自分が携わるプロジェクトが本当にその成功につながるのかを判断基準にしています。
そのため、クライアントから要望をいただいた場合でも、それが本質的な課題の解決やプロジェクトのゴール達成につながらないと判断した場合は、言われた通りに進めるのではなく、より良いアプローチをこちらから提案することもあります。単なる依頼対応ではなく、クライアントのパートナーとして伴走することを意識しています。
また、社内に対しては、何よりもメンバーの成長に向き合うことを大切にしています。
マネージャー一人が生み出せる成果には限界があります。一方で、メンバー一人ひとりが能力を発揮し、今よりも大きな役割を担えるようになれば、チームとして提供できる価値は大きく広がります。
だからこそ、目の前の成果だけでなく、メンバーの中長期的な成長を見据えながら関わることを常に意識しています。
マネージャーとして働く中で、やりがいを感じる瞬間はいつですか?
私が最もやりがいを感じるのは、メンバー一人ひとりが持っている能力を最大限に発揮し、チームとしてプロジェクトを成功に導けた時です。
コンサルタント時代は、自分で成果物を作成し、クライアントから評価をいただくことに達成感を感じていました。しかしマネージャーになった今は、自分が前に立つよりも、メンバーが主体的にクライアントへ提案や説明を行い、課題を解決しながらプロジェクトを前進させている姿を見ることに、より大きな喜びを感じます。
また、プロジェクトの成果をクライアントに評価していただき、新たなご相談や提案の機会をいただけた時も大きなやりがいを感じます。
「何かあったら濵岡に相談してみよう」と思っていただけるような信頼関係を築き、継続的に価値を提供できている実感を得られた時は、マネージャーとして非常に嬉しい瞬間ですね。
マネージャーとして働く中で、難しいと感じることと、その乗り越え方について教えてください。
難しいと感じるのは、複数のプロジェクトとメンバーの状況を同時に把握しながら、自分の時間を適切に配分することです。
同じ時期に5〜6件のプロジェクトを担当していた際には、それぞれのプロジェクトで何が起きているのか、リスクや課題はないかを常に把握しながら、どこにどれだけ時間を使うべきか、その判断に難しさを感じました。
そのような時は、自分が担うべき仕事と、メンバーに任せられる仕事を明確に切り分け、優先順位を付けて対応するようにしています。
また、単純に作業を委譲するのではなく、メンバーの成長につながる機会として捉え、少しストレッチした業務を任せることも意識しています。その結果として、チーム全体で課題を解決できるようになり、より大きな成果につながると考えています。
マネージャーとして成果を出すためには、自分一人で全てを抱え込まないことが重要です。チームを信頼し、適切に任せながら全体をコントロールしていくことが、この課題を乗り越えるためのポイントだと思います。

今後挑戦したいこと
個人としての今後の目標を教えてください。
今後は、ZEINとして、AI関連の支援を再現性のあるサービスとして確立したいと考えています。現状では、私がプロジェクトの提案から受注、プロジェクトの推進までを一貫して担っており、提案内容やプロジェクトの進め方などが個人の知識や経験に依存している部分もあります。
そこで、提案方法やプロジェクトの進め方、成果物などを標準化し、他のメンバーでも一定水準の品質で支援できる体制を構築したいと考えています。
また、AI関連のプロジェクトをリードできるメンバーを増やし、個人ではなくチームとして複数のクライアントを支援できる状態をつくりたいです。将来的には、AI関連のサービスを担うチームを一つのUnitとして確立し、ZEINの中でも重要な事業領域へ成長させていきたいと考えています。
今後のキャリアプランを教えてください。
数年以内にシニアマネージャーへ昇進し、高い専門性とプロジェクト推進力を発揮することで、会社の売上にこれまで以上に貢献していきたいと考えています。
また、AIの専門性を高めるだけでなく、クライアント企業の経営課題や事業課題に踏み込んだ、より大きなテーマを提案できるコンサルタントへ成長していきたいです。
その先は、自分自身がプロジェクトをリードするだけでなく、サービスやチーム、事業そのものを成長させる立場へと役割を広げ、より会社経営に近い立場からZEINの成長に携わっていきたいと考えています。
読者へのメッセージ
マネージャーになって見つけたZEINの魅力は何ですか?
役職が上がるにつれて、自分の考えや提案をプロジェクトや会社の活動に反映できる範囲が広がっていく点に魅力を感じています。
ZEINでは、上司から仕事の進め方を細かく指示されるのではなく、目的や方針を共有した上で、各マネージャーがオーナーシップを持ち、自ら判断しながらプロジェクトを推進します。その分責任も大きくなりますが、自分の考えや行動がプロジェクトの成果に直接影響します。責任を持ちながらも、大きな裁量のもとで仕事を進められる点は、非常に魅力的だと感じています。
また、現在ZEINは組織として成長過程にあります。そのため、先ほど述べたAI関連のサービスなど、自分で新しいサービスを企画したり、チームや組織の体制を考えたりするなど、会社を成長させるための施策にも主体的に踏み込んでいけることがZEINの魅力です。
プロジェクトで得た経験や知見を自分の中だけに留めるのではなく、サービスやチーム、会社の仕組みに反映することで、より多くのプロジェクトやメンバーに価値を広げていくことができます。自分の経験や考えを生かせる範囲を広げながら、会社への貢献も大きくしていける点は、ZEINならではの面白さだと思います。
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
現在ZEINは第二成長期にあり、5年で売上と社員数を3倍にするという構想のもと、新しいサービスやチーム、組織の仕組みづくりに挑戦しています。
会社が大きく成長していくタイミングだからこそ、すでに完成された環境の中で決められた仕事をするだけではなく、自分から手を挙げることで、新しいサービスや組織をつくる側にも関わることができます。
コンサルタントとしてプロジェクトを通じてクライアントへの提供価値を高めるだけでなく、そこで得た経験をサービスやチーム、組織づくりへと広げていくこともできます。
クライアントと向き合う中でコンサルタントとして成長しながら、同時に会社そのものをつくる経験も積める。今のZEINは、その両方に挑戦できる非常に面白いタイミングだと思います。自分自身の成長と会社の成長を重ねながら、大きなチャレンジをしていきたい方には、ぜひZEINに飛び込んできてほしいです。
<執筆/撮影:星野 光輝/伊藤 蒼司>
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