【業務紹介/マネージングディレクター】“個”と“会社”を育てる

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この記事で分かること

・マネージングディレクターの業務内容
・組織作りのやりがい
・組織の現状と今後の方向性

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プロフィール:川端 泰祐(かわばた たいすけ)

ZEIN株式会社 取締役/Managing Director 1980年10月3日生まれ。新卒でIT企業に入社後、ITベンチャー執行役員、外資コンサルティングファームディレクターを経て、ZEINに参画。趣味はキャンプ、筋トレ、子供・愛犬と遊ぶこと。

会社の価値を高める活動に従事する

経歴を教えてください

新卒入社した会社では、大規模システム開発におけるIT戦略から導入・保守運用までを一気通貫で担当し、システム導入での基礎から応用までのイロハを学びました。その後、より経営に近い経験を積みたいと考え、ITベンチャー企業に執行役員として参画しました。そこでは、複数のITプロジェクトを管理・コントロールし、売上・利益を意識するだけでなく、会社としての組織づくりや採用などを行っていました。経営において重要な知識を学べたことは非常に良い経験になったと思います。

上記の企業で得られたIT・ビジネスの両側面の知識・経験を活用し、コンサルティングファームではディレクターとしてさまざまな業務に携わりました。具体的には、ビジネスモデル改革、ITグランドデザイン、業務改革、システム導入におけるPM/PMOなど、IT領域を中心としたアドバイザリーや、500億円をこえる超大型案件のプロジェクトリードを担当しておりました。そして代表の志賀野さんを中心とするメンバーと共に、2017年11月にZEINを設立し、今に至ります。

マネージングディレクターの仕事内容について教えてください。

マネージングディレクターの仕事は基本的に、売上に関わる顧客開拓や提案活動、新規サービス開発、会社活動における基盤づくりなど、会社の価値を高める活動を行うことです。

仕事は大きく分けて2種類あります。

① 顧客開拓とプロジェクトの受注に必要なサービスリード
② コンサルティングファームの経営、経営基盤の構築

①サービスリードとは

基本的には既存顧客や、個人的な人脈を通じてクライアントにアプローチし、提案書を作成してプロジェクトを受注することが通常の流れです。ただ、コンサルティングというのは目に見えない商品を提供しており、顧客が買うのは「経験・知見・ノウハウ」になるため、それに価値を見出してもらい受注するということは非常に難しいことです。

そのため、大事なポイントは、「経験・知見・ノウハウ」を顧客にとってわかりやすく、また提供しやすいように、ZEINの持つ知見や経験を活かしたノウハウにトレンドを組合せて、新たなサービスを開発※1することです。

そして、作りを上げたサービスをもとに、顧客への提案活動や、プロジェクト受注に向けたコントロールまで行うことがサービスリードです。

1:ZEINでは、ストラテジーサービス、ITプランニング・マネジメントサービスなど現在11種類のサービスにて顧客へアプローチしています。

②経営基盤構築とは

会社の成長戦略に合わせた、組織作り・基盤作りに関わるあらゆることに取り組んでいます。

例えば最近では有志を募り、2022年1月より施行された電子帳簿保存法の改正※2に伴う、電子帳簿保存法対応システムの導入、および法令要件をクリアするための事務処理規程・業務ルールの策定をしました。

このような事業活動に関わる法令対応や、法令に対応した上でも業務の有効性及び効率性を担保することなど、従業員の皆さんが安心して事業活動を継続できる環境を整えることが経営基盤構築になります。

その他会社の基盤となる法対応、規則・規程、マニュアル整備といった内部統制に関わること以外にも、採用、人材の育成・新卒研修といったトレーニング制度や、社内の情報共有を根差すポータルサイト運営、会社サイト運営、SNSを利用した広報活動など、多岐に渡り目配せしています。

※2:今までは請求書や納品書などの取引に関する書類や取引内容を記載した仕訳帳など、帳簿書類を紙で保管することが義務付けられていました。しかし、社内での紙のやり取りを伴う非効率な業務、保管場所・コスト、管理に関する手間など様々な問題があるため、紙ではなく電子保存にすることを可能にしたのが「電子帳簿保存法」になります。そして2022年1月より、電子データで受領または送付した帳簿や書類については、電子保存することが義務化され、従来の紙保管が禁止されました。

人が集まり、育ち、定着する環境を意識した組織作り

やりがいや難しさを感じることについてお聞かせください。

会社の成長要素として特に意識している組織作りにおいて、やりがいと難しさの両方を感じています。

組織作りの基本は、簡単に言えば以下の通りです。

・会社の信頼基盤(セキュリティ・ガバナンス・コンプライアンス)の構築
・社員の成長基盤(採用、教育、環境、仕事)の構築

しかし、私はやみくもに基盤を整えるのではなく、会社の成長過程に合わせて「人が集まり・育ち・定着する循環」を意識しながら、組織作りを行うことが大事であると考えています。

なぜなら、なにより会社にとって大事なのは「人材」だからです。
最近だと、人的資本経営と言われますね。

そのため、新卒研修や、ランク別研修など研修制度を毎年ブラッシュアップするだけでなく、業界知識や新しいテクノロジーへの勉強会チームの発足や、ZEINの経験・知見の有効活用するためのナレッジシェアリングチームの発足などを新たに行っています。このように、土台となる先輩社員が後輩社員を良い人材へ育てていく循環を作り上げていくよう努めています。

最近、今まで積み重ねてきたものが、少しずつ形になってきており、新卒社員がプロジェクトで活躍したり、多くのメンバーが自発的に社内プロジェクトに参加したりするなど、徐々に成果として見えてきたことは本当に嬉しいですね。

また、社員が働きやすい環境を整え「人が集まる魅力的な会社」にするためにも、ZEIN全体としてGPTW※3という働きがいを向上するための活動に積極的に取り組み、社員が普段口にしない些細な不満や不安を拾い上げながら会社環境を改善しています。

※3:GPTWとは、Great Place To Work の略。世界60カ国で働きがいのある企業の調査を行っている。

マネージングディレクターとして今後ZEINをどのようにしていきたいか教えてください。

最終的には代表の掲げる「ZEINすべてのメンバーが幸せになれる会社」となるのが目標です。その目標を実現するため、当面はコンサルティング事業の拡大・成長に向けて、「総合力」「サービス」の2点の強化をしていきたいと考えています。

ZEINはおかげさまで、順調に成長を続けています。社員数は増加し、売り上げも毎年右肩上がりです。ですが、ZEINはまだまだ成長段階にあります。

今後さらに会社が成長し、規模が大きくなるとクライアントの要求のレベル、期待度が高まる一方で、それらのニーズに完全に対応しきれない部分がでてくると感じています。そのために社内制度の整備や育成、採用などに注力し、会社としての総合力を高める必要があると考えています。
そのために、先ほどお話した「人が集まり・育ち・定着する循環」を作り上げていくことは、「総合力」を高める重要なポイントになってくると考えています。

2つ目の「サービス」ですが、これは単純に先ほど説明したサービスリードとしての「コンサルサービスを拡大」していくという意味のほかに、新しい事業を創り上げることも含まれています。
サービスは現在のコンサル事業の枠にとらわれる必要はなく、例えば、弊社の強みであるコンサル×テクノロジーにビジネス知見を加えて、自社プロダクト開発による「サブスクリプションビジネス」の創出など、色々な事業にチャレンジしています。
ちなみに私は、中小企業のDXを促進する「サブスクリプションビジネス」や「GX(グリーントランスフォーメーション)ビジネス」などを計画しています。

新しい領域にチャレンジすることは、会社としての活力・魅力にもつながりますが、それだけでなく、実現しようとする努力は「人としての大幅な成長」に繋がりますので、ZEINの文化としても「チャレンジすること」を大事にしていきたいと思っております。

会社の成長を楽しみ、一緒に会社を創り上げていく

ZEINの魅力について教えてください。

会社の成長性と、一人ひとりをサポートできる体制が整っているということが魅力だと思います。
会社の成長性については、下記の記事を見て頂けると幸いです。

社員数や売上、また大手クライアント比率は、右肩上がりで成長してきました。ZEINは大手のコンサルティングファームやIT企業出身者のスペシャリスト20名ほどで設立された会社であることから、大手クライアントからの案件や専門性の高い仕事など、設立から日の浅いファームでは通常受けられないような案件も多くあり、若手から貴重な経験ができる環境があります。

サポート体制については、これまで述べてきたような組織作りの取り組みにあるように、トレーニング制度の充実化、勉強会・ナレッジシェアリングチームによるスキルトランスファーなど会社全体でメンバーを育成し、サポートしていく土台ができています。したがって、安心して業務に集中し、自己成長・実現に向けチャレンジできます!

また、ZEINはまだまだ成長段階にありますので、
これから会社の成長していく姿を社員として一緒に楽しむだけでなく、一緒に会社を創り上げていくことができるため、貴重な経験・スキルを得られるかと思います。

よりハイバリューなコンサルタントになれる環境

ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ

この記事を見ている方は、コンサル業界に興味を持っている方や、まだ自身のキャリアに悩んでいる方などさまざまかと思いますが、これだけは必ずお伝えしておきたいですね。

「早い段階からビジネスパーソンとしてのスキルを身に着けたいならコンサル会社への入社はアリ!」

というのも、若手コンサルタントは早いうちに、幅広い知識・経験を得るために、様々な業界の案件に関わります。知的好奇心をくすぐられる機会は非常に多く、担当案件が変わるたびに新しい知識を得なければならないため、基礎的な「学習スキル」が自然と身に付きます。また、短期間でプロジェクトを推進していく中で、社内外問わず様々な方々と関わることで「調整力や実行力」が身に付き、難題にぶつかることで「地力」が身につきます。

ビジネスはいわば総合格闘技ですので、いかにビジネスの上流から下流まで、なるべく早く経験できる環境に身を置くことが大事になります。これはビジネスパーソンとして、とても汎用的なスキルになり、どこにいっても一生役立つスキルですので、お勧めします。

特にZEINは、「コンサル×テクノロジー」のスペシャリスト集団です。

コンサルタントとしてのビジネススキルに加え、IT人材としての専門性の付加価値を持ち、よりハイバリューなコンサルタントになれる環境がありますので是非弊社の掲げる「コンサル×テクノロジー」の選択肢を検討してみてください。