プロフィール:山岡 朝希 (やまおか さき)
新卒で富士通に入社し、SEとして8年ほど勤務したのち、ZEINに参画。ZEINには創業当初から在籍している。
柔軟に動ける体制を作る
ZEINにおけるキャリアパスの概要を教えてください。
ZEINには2017年11月の設立と同時に入社し、2019年9月までシニアコンサルタントとして業務に取り組みました。その後、2019年10月からマネージャーを務めています。
いつ頃から産休・育休を取得しましたか。
2023年9月中旬から産休に入り、10月末に出産しました。その後、出産後の産休・育休期間を経て、2024年4月30日に復職しました。
産休・育休取得前後に担当されていた業務についてそれぞれ教えてください。
産休前は、クライアントから継続して支援してほしいというお話をいただいたため、週に約8時間の稼働を2週間続け、産休に入りました。継続してお付き合いしているクライアントに対して、人事系のシステムの導入支援や運用支援を行っていました。
復職後はフルタイムで働いています。まず、復職直後は、新規のクライアントのプロジェクトに参画しました。PMOというチームに所属し、各チームのプロジェクトの進捗管理や会議の設定、管理を行っていました。そして復職後1年弱経った現在は、PMOを継続しつつ、産休前に担当していたクライアントの支援や他のクライアントへの提案作業など、複数タスクを行っています。
産休・育休取得前後で業務に取り組むうえで変化したことはありますか。
産休・育休取得前後で働き方と意識が変化しました。
産休前は出社してオフィスで業務を行うことが多かったのですが、現在は主にリモートで勤務しています。子どもを保育園にお迎えに行く必要が生じた場合など、状況に合わせてすぐに対応することが可能な体制で働かせてもらっています。また産休前は、業務の進捗度に応じて、作業時間を延長する場合もありました。しかし現在は、今まで以上に時間を意識して業務に取り組み、勤務時間内に業務を完了することに注力しています。
また、産休・育休取得前後での大きな違いは、働き方やスケジュールを子ども中心で考え、会社においても家庭においても柔軟に動くことができる体制を作るようになったことです。
例えば、子どもが体調を崩し、それをもらってしまう場合があるため、以前よりも自分自身が体調を崩すことが増えました。そのため、万が一自分が体調を崩してしまっても、プロジェクトを円滑に進めることができる体制を作るという意識を日々持って業務に取り組んでいます。また、子どもが体調不良の場合は自宅で面倒を見ることになるため、リモートワークをしつつ、夫と協力して子どもの面倒を見ることができるように体制を整えています。
仕事と家庭を両立するために重要なことを教えてください。
夫と協力して、家事や育児に一緒に取り組むことが重要だと思います。復職して共働きの場合、夫も妻も両方が家事・育児をしないと家庭が回らないためです。夫と妻がどちらでも家事や育児に対応できる体制を構築しておくことが、復職にあたっての絶対条件だと思います。
安心して復職できる環境がある
産休・育休取得前に不安を感じたことありましたか。
無事に出産できるかという点や、子どもを希望通りに保育園に預けることができるかという点に不安を感じていました。しかし、会社に対して不安を感じたことはありません。ZEIN在籍中に、出産した後に復職したケースはそれまでありませんでしたが、代表の志賀野をはじめ、上の方々が皆さん話しやすく、子どもがいる大変さも知っていたためです。そのため何でも相談しやすいと感じ、安心して産休・育休を取得することができました。
産休・育休取得により、復職に際して疎外感を抱いたことはありますか。
会社側のサポート体制が充実していたため、復職に際して疎外感を抱いたことはありません。
例えば、復職前には、代表の志賀野と復職後の担当案件について相談する機会を設けてもらいました。復職当初から負荷の高い業務を行うことは困難であることを会社側が考慮してくれ、復職後の案件や内容に関して提案をもらったうえで、事前にアサインの相談をさせてもらうことができました。また、復職後には人事社員から、自分が産休・育休を取得していた期間の、会社の変化や制度の変更に関する説明とフォローがありました。このような復職前後のサポートや、産休・育休取得期間があまり長くなかったことにより、疎外感を抱かずに、安心して復職することができました。
同僚の反応や対応はどうでしたか。
産休・育休を取得する時期や期間を事前に上の方々に相談し、それに合わせてプロジェクトのアサインを調整してもらっていたため、産休・育休に入ることや復職することを伝えた時には、多くの方が「がんばってね」と温かく声をかけてくれました。また、第1子の出産であったため、産休・育休制度の手続きに関して分からない部分が多くありましたが、バックオフィスの方々が適宜親切に対応してくださり、助かりました。特に産休前は体調面に気を遣ってもらったと感じており、周りの方々の支えがあって安心して業務に取り組むことができました。
産休・育休復帰後もキャリアを歩める環境があると思いますか。
キャリア構築をはじめ、働き方や業務量などに関して、自分の状況ややる気次第にさせてくれていると感じます。子どもの状況に応じて自分から仕事の調整を依頼することはありますが、復職後に会社側から仕事をセーブされたことはなく、自分のやる気に会社が応えてくれないという状況もありません。
現在は復職して1年未満であり、子どもが最優先の生活であることから今後に関して予測がつかないことが多く、自分の中でまだキャリアを明確には描けていません。そのため、復職してしばらくは、今任されている仕事を着実にやりきることを重視しています。それと同時に、夫と協力しながら仕事と子育てのバランスをとる方法を掴み、両立を図ることで、今後のキャリアを考えたいと思っています。

前例が少ないことを利点として受け止める
今後、お子さんの成長に合わせてどのようなキャリアを歩もうと考えていますか。
子どもが第一優先であることはこの先もずっと変わりません。そのため、それがベースにあったうえで、自分自身も何かしらの事柄で成長したいと考えています。具体的な目標や達成期間についてはまだ明確ではありませんが、単純にタイトルを上げるということではなく、自分の強みを伸ばして、成長をしたいです。そのために勉強をしたり、経験値を増やしたりしたいと考えています。
また働き方に関しても、子どもの成長に合わせ、今後必要に応じて調整したいと考えています。会社に甘えすぎず、必要な時は会社に相談して今後の働き方やキャリアを考えていきたいと思っています。
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
ZEINではまだ私しか出産後に復職をした人はいませんが、今後増えていく予定であるため、前例が少ないという点は心配しないでいただきたいです。
また、出産後復職したケースが少ないからこそ、上の方と相談することで柔軟に会社が対応してくれるという側面もあります。ZEINは、絶対的に決められたルールがあり、そこに必ず沿わなければならないというスタイルではありません。代表の志賀野をはじめ、上の方々は色々と相談に乗ってくださり、希望に沿うように調整・対応してくださるため、働きやすい環境であると思います。前例が少ないことを不安要素としてではなく、反対に利点として受け止めていただけると嬉しいです。
<執筆/撮影:細矢 真那>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。