プロフィール:李 旭甲(Li Xujia)
中国の西安出身で、新卒で上海に行き、SEとしてキャリアをスタート。
社内転勤で2010年に来日し、金融領域のクライアント向けにプロジェクトマネージャーを務めながら、開発部門の責任者としても活動。2024年8月からZEINに入社。
刺激と成長を求めて
ご経歴を教えてください。
新卒で中国に本社を置くSIerに就職し、エンジニアとして日本の大手企業向けシステムの開発に携わっていました。日本支社に転勤してからは、信託銀行のシステムの更改・機能追加・老朽化の対応などを担当しました。長年勤めていくなかで、管理やマネジメント、PMを務めるようにもなりました。
転職を決めた理由を教えてください。
仕事での刺激や自身の成長を求めて転職を決めました。前職ではクライアントから高い評価もいただいていましたが、長年1社で働いていると「慣れ」に甘んじ、刺激や自身の成長が見えなくなったと感じました。自分に合う仕事を探しているなかで、もともとコンサルティングをやってみたいという気持ちもあったため、未経験ではありましたがコンサル業界に転職を決めました。
コンサル業界に興味を持った理由を教えてください。
さまざまな業界のクライアントと接する機会が多いからです。特定の領域に絞らず、多種多様な案件に携わりたいという私の想いと合致していました。また、クライアントが抱えている課題の本質を見出すことや、課題を解決することに、興味があったため、コンサルティングに強く惹かれました。
ZEINを選んだ決め手を教えてください。
決め手は2つあります。
1つ目は、会社と共に成長できる環境だったからです。
前職の会社は、入社当時は200人ほどの会社でしたが、10年後には2000人規模の企業へと拡大していきました。会社の規模が大きくなるほど大変さも増しましたが、それ以上に楽しさを感じました。そのため、会社と共に成長できる100人-200人という会社の規模感に魅力を感じました。
2つ目は、友好的な人が多く、コミュニケーションを取りやすいと感じたからです。
転職サイトでは、SIerや大手コンサルティングファームなど様々な会社からオファーをいただきましたが、ZEINの人事は面接前の電話対応が特に丁寧で、好印象を持ちました。また、面接でお話ししたコンサルタントも親切で、雑談のような雰囲気で話しやすいと感じたことや、オフィスに訪問して会社の雰囲気が良かったことも印象に残っています。さらに、最終面接は代表である志賀野さんと行い、フラットなコミュニケーションで和やかな雰囲気で話してもらった点も入社の決め手に繋がったと思います。
現在の業務について教えてください。
入社後にWSUS※1のシステム構築を担当し、現在は同じクライアントのWindows 11の展開案件を担当しています。
また、別業界のクライアントのinvoiceAgent※2マイグレーション案件も同時に進めています。
※1 WSUS:「Windows Server Update Services」の略称です。Microsoft社が提供するWindowsの更新プログラムを一度WSUSサーバへダウンロードすることで、各パソコンはそこから更新プログラムをダウンロードします。
※2 invoiceAgent:電子帳簿保存法やインボイス制度に対応するクラウド型の電子取引を行う製品。
ZEIN特有のカルチャーを感じたことはありますか?
会社が社員同士のコミュニケーションを活性化する方法をきちんと考えているという点です。
オフィスで作業をしていると他の社員同士で話す機会が少ないのですが、クロスランチ制度やクリスマスパーティーなど会社が交流の場を設けているため、中途社員も会社に馴染みやすい社風だと感じています。
▼クロスランチについての詳しい記事はこちら
プロジェクト内外の交流を深める、クロスランチ制度について
https://recruit.zein.jp/journal/20230814-cross-lunch/
入社前後でギャップを感じたことを教えてください。
様々な業界のクライアントと接する機会は多いのですが、それだけでは各業界を深く理解できるようにはなれないということです。特に規模が大きくない案件の場合、クライアントの要望がツール開発や導入などの細部となるため、その業界のビジネスの全体像を掴むには、より多くの案件を経験しないといけません。
今後の目標を教えてください。
クライアントと一緒に課題を見つけ、解決できるマネージャーになることです。入社して半年が経ち、少しずつコンサルタントの仕事を理解してきたと感じています。まずは自分のできることや知識を少しずつ増やし、着実に成長したいと考えています。
まずは一歩踏み出すこと
未経験の職種への転職に不安はありましたか?
初めての転職だったため、漠然とした不安はありましたが、「コンサルタントになること」自体には期待の方が大きかったです。やってみないと分からないという気持ちでした。入社してみると想定していたことと異なる部分も出てきますが、もともと「自身の成長が滞っている」と感じたことが転職のきっかけとなったため、刺激が多い今の環境に満足しています。
コンサルタントに必要なスキルはありますか?
パワーポイントを用いた資料作成スキルがあると良いと思います。私の場合、資料や提案書の作成で用いるツールが前職と違うため、表現の仕方などに課題があり、入社後にツールの使い方を身に付け、慣れるようにしています。
また、案件によっては期間が短いものもあるため、短時間で必要な知識を得る力が必要だと感じています。そのため、挑戦する意欲がある人や学習能力が高い人には向いていると思います。
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
まずは「やってみること」が大切だと思います。転職前には不安や心配事があると思いますが、自分のやるべき業務をきちんとこなすことで、自然とプロジェクトメンバーとコミュニケーションを取ることができ、馴染めるようになります。
そのため、今いる環境を変えたいと考えている方は、恐れずに挑戦してほしいです。
<執筆/撮影:大西 萌>
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