【ZEIN Best Challengerに聞く!第3弾】ディレクターが語る、ISMS取得リードの道のりと「挑戦する原動力」とは

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この記事で分かること

・社員が自発的に提案し、実行できる環境がある
・「クライアントへの貢献」が仕事のやりがい

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プロフィール:秋生 宗範(あきう むねのり)

慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2008年に株式会社シンプレクス・テクノロジー(現 シンプレクス株式会社)に新卒入社。その後、アーンスト・アンド・ヤング アドバイザリー株式会社(現 EYストラテジー・アンド・コンサルティング)に転職し、インフラ系チームのリーダーを担当。EYアドバイザリーでアサインされたプロジェクトのPMだった志賀野さん(ZEIN代表取締役社長)の誘いを受け、ZEINに参画。現在はディレクターとして金融サブセクターのリードを担当。

4部作でお送りする「ZEIN Best Challengerに聞く!」シリーズは、当社で「大きなチャレンジ」に取り組んだ社員(ZEIN Best Challenger)にインタビューし、携わったプロジェクトの詳細と、プロジェクトに取り組むなかでどのような課題に直面したのか、そしてそれをどのように乗り越えたのかについて、まとめています。

今回は第3弾として、ZEINにおけるISMSの取得をリードしたディレクターの秋生さんにインタビューしました。
ぜひ最後までご覧ください!

自発的な提案で、ISMS取得をリード

ISMSとはどのような規格ですか?

組織の情報セキュリティを管理するための仕組みで、第三者機関が認める国際的な規格に基づいた認証制度のことです。
取得することで、会社として情報セキュリティ管理体制を整えていることを対外的に示すことができます。

ZEINでISMSを取得するに至った経緯について教えてください。

当社でISMSを取得する動きが生まれたのは、社員数の増加に伴う情報リテラシー強化の必要性が高まったことが発端です。

2017年に創業したZEINでは2020年度から毎年新卒採用を行っており、中途社員も継続して採用しています。年々社員数が増加するなかで、今後も会社一丸となりさらなる成長を目指していくためには、会社として社員の情報リテラシーの水準を揃え、強化していく必要があるのではないかという気運が高まりました。

そのような状況下で、社員により自発的に組織されたのが情報管理事務局です。私を含め25名ほどのメンバーが在籍し、組織の情報セキュリティ管理を強化していくための施策や取り組みについて検討しています。活動を進めていくなかで、社員の情報リテラシー強化の取り組みを社内に留めておくのではなく、対外的に示していけるような方法も模索するようになり、最終的にISMSの取得に至りました。

また、ISMSを取得することで、より多くの案件を請け負うことができる可能性も高まります。
クライアントによっては、案件の受注先にISMSの取得を要件としている場合があります。将来的にこのような案件を獲得していくためにも、取得を決めました。

ISMSを取得するまでに、大変だったことはありますか?

主に2点あります。

まずは、要求規格に合わせて、計画を立てること自体に大きな労力を費やしました。
私自身、ISMSの取得が初めての経験だったこともあり、認証を取得するために必要なタスクや体制、必要なコストを調べ、計画を始動させていくまでの準備を整えるところが大変でした。

次に、ISMSの運用継続のために必要な定期的な見直し作業を、社内でどのように定着させていくのかという検討作業です。
この点は、現場で働く社員の働きやすさや、コンサルタントの業務を支えてくれるバックオフィス社員の負担との兼ね合いから、多くの関係者を巻き込み、慎重に話し合う必要がありました。

そうした困難をどのように乗り越えましたか?

まず計画立案に関しては、ISMSを取得するまでのステップや必要なタスクを体系的に示してくれるSaaSプロダクトを使用しました。これにより、他の社員とも進捗をシェアしながら、効率的に作業を進めることができたと思います。

そして、関係者との擦り合わせに関しては、情報管理事務局のリーダークラスのメンバーと話し合いを重ね、バックオフィスとも密にコミュニケーションを取りました。

「クライアントへの貢献」が仕事のやりがい

秋生さんにとっての「挑戦する原動力」とは何ですか?

私にとって、挑戦する原動力は2つあります。

1つ目は、クライアントから求められる高いハードルを乗り越えて、「ありがとう」「一緒に仕事ができて良かった」といっていただけるときに感じるやりがいです。コンサルタントという職業上、高額な対価をいただき、時にクライアントと意見が食い違うことがあっても、最終的にクライアントの成功につながる提言を行い、サービス/システムを一緒につくっていくということが求められますが、プロジェクトの終了後、クライアントからいただく感謝の言葉は、何ものにも代え難いです。

2つ目は、仲間と一緒に何かを成し遂げる充実感です。
専門性を持ったメンバーが集まって、自分1人ではできないことをチームとして達成する際に、大きなやりがいを感じます。
今回のISMS取得においても、セキュリティ、オペレーション、ガバナンスの詳しいコンサルティング事業部のメンバーと、会社を支えてくれているバックオフィスのメンバーが一緒になって、認証取得のための施策を進めました。

今回のISMS取得のような社内プロジェクトの場合、クライアントはいませんが、仲間と一緒にプロジェクトを行い、会社としてのガバナンスを整備し、結果的に今まで提案できなかったような規模のプロジェクトができるようになり、クライアントに提供できる幅が広がるという意味では、間接的にではありますが、自分が挑戦する原動力につながる部分があります。

ZEIN JOURNALをご覧の皆様へ。

ZEINは若手のうちから大きな裁量を持ってチャレンジできる会社です。
すべての仕事がトップダウンで決まるのではなく、会社の成長のために社員がゼロから仕事を創り出すことができる環境があります。

様々な形で自己成長を追求できる環境を、魅力的に感じていただけたら嬉しいです。

<執筆/撮影:渡辺 藍>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。