新卒採用

コンサル企業の人事が解説!「話を聞いてみたい」と思われるESの書き方とブラッシュアップ術

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この記事で分かること

・人事がESで着目している評価ポイント
・ESの完成度を高めるブラッシュアップ方法
・ZEINが求める人物像と選考で重視するポイント

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プロフィール:一関 由美子(いちのせき ゆみこ)

ユーザー系SIer、中途/新卒採用支援会社での経験を経て、2022年4月にZEINに1人目の人事として参画。現在は、新卒/中途採用、評価、育成、組織づくり、制度関連といった人事領域全般を管掌している。プライベートでは、双子育児に奮闘中。

人事がESで着目しているポイント

ESで着目しているポイントは何ですか?

私はESを通して、経験そのもののすごさではなく、思考の再現性に着目しています。なぜなら、企業で活躍するためには、環境が変化しても成果を出し続ける力が重要だからです。例えば、学生時代に力を入れたことを質問する目的は、どんな実績を残したかを知るためだけではなく、「なぜその行動を選んだのか」「どのような課題を認識し、どう考えて意思決定したのか」という思考プロセスを知るためです。加えて、その経験から学んだこと、別の場面でどのように活かすことができるのかまでを見ています。こうした考え方や行動の積み重ねにこそ再現性が表れ、入社後に同じように活躍できそうかが見えてくるからです。

印象に残りやすいESのポイントを教えてください。

自分なりに工夫したことや考え抜いたプロセスを通じて、自分だからこそ生み出せた価値が伝わるESは印象に残ります。そのために意識してほしいのが、内容の一貫性と整合性です。「なぜその活動に取り組んだのか」「どのような役割を担ったのか」「どんな工夫をしたのか」「何を学んだのか」が一本のストーリーとしてつながっていることが大切です。
リーダーや代表といった肩書きがなくても問題ありません。重要なのは、周囲を巻き込みながら組織やチームにどのように貢献したのか、その過程で何を考え、どのように行動したのかを示すことです。
また、単に「頑張りました」という結果を書くだけではなく、結果までのプロセスにおいて、どのように工夫をしたのか、まで書かれていると、その人らしい思考や行動特性が見えやすくなります。経験を俯瞰して整理できている学生ほど、説得力のあるESになっています。

「話を聞いてみたい」と思うESの共通点は何ですか?

読み進める中で「話を聞いてみたい」と感じるESの共通点は、文章を読んだだけで情景が浮かび、その学生がどのような環境で、どんな課題に向き合っていたのかが具体的にイメージできることです。また、成果を伝える際には数字などの客観的な情報を入れることも効果的です。ただ「100人が参加したイベント」と書くより、「前年比150%の参加者を集めた」「参加率を20%向上させた」といった比較できる数字がある方が、成果の大きさが伝わりやすくなります。
一方で惜しいと感じるESは、取り組み自体は魅力的でも、思考の過程が見えないものです。「何をしたか」だけではなく、「なぜそう考えたのか」「周囲とどのように協力したのか」まで書くことで、学生自身の魅力がより伝わるESになります。

ESをより伝わりやすい内容にブラッシュアップする方法

伝わりやすいESの特徴は何ですか?

ESは、誰が読んでも理解できる言葉で書くことが大切です。自身が取り組んでいる活動や分野に詳しくない採用担当者が読むことも少なくありません。そのため、自分は当たり前に使っている言葉であっても、初めて読む人に伝わる表現になっているかを確認する必要があります。専門用語を使うこと自体は問題ありませんが、簡潔な説明や言い換えを加え、その内容を知らない人でも理解できるようにすることで、より伝わりやすいESになります。
また、抽象的な表現だけに留まらないことも重要です。例えば、「すごく頑張った」「とても苦労した」といった抽象的な表現を、数字とともに客観的に書くと良いと思います。その際、どのような課題があり、課題に対して自分がどのような行動を取り、結果どのように変わったのかを具体的に示すことで、文章の説得力は大きく高まります。

ESを書く上でアドバイスはありますか?

まずは内容を言語化し、その後で構成や表現をブラッシュアップしていくことが重要です。自己PRやガクチカを書く際、最初から完成された文章にまとめようとする必要はありません。文章の体裁を整えることに意識が向きすぎると、自分が本当に伝えたい経験や考えが見えにくくなってしまいます。
まずは口語でも構わないので、自分が経験した出来事や考えたこと、感じたことを思いつくまま書き出してみてください。その中から伝えたい内容を整理し、情報を取捨選択しながら文章を組み立てていくことで、自分らしいESに仕上がります。

完成したESのブラッシュアップ方法を教えてください。

ESを書き終えた直後は、自分では違和感や誤字脱字に気付きにくいものです。そのため、一度時間を置き、翌日など気持ちが落ち着いたタイミングで読み返すことをおすすめしています。飲み物を飲みながらリラックスした状態で読み返すだけでも、「もっと分かりやすい表現がある」「ここは説明不足かもしれない」といった改善点が見つかることがあります。
また、第三者に確認してもらう場合は、「初めて読む人にも内容が伝わるか」という視点でチェックしてもらうことが重要です。自分では当たり前だと思っている内容ほど、省略してしまっているケースが多いため、客観的な意見を取り入れることで完成度はさらに高まります。

ZEINが求める人物像と読者へのメッセージ

ZEINが選考で大切にしていることを教えてください。

ZEINでは、ESがセルフプレゼンテーションの場であるということを意識しているか、を大切にしています。これまでお伝えしてきたことに加えて、誤字脱字や文章の読みやすさ、言葉遣い、フォントなどの基本的な部分も、「相手に伝える姿勢」の一つとして重要なポイントとして見ています。また、面接では論理的思考力やコミュニケーション能力だけではなく、チームで成果を出せる人かどうかも重視しています。目標に向かって主体的に努力できること、お客様と信頼関係を築けること、そしてZEINのカルチャーに共感できることが重要なポイントです。

ZEINらしさを感じる学生はどのような人ですか?

自ら考え、周囲を巻き込みながら行動できる人、そして仕事に真摯に向き合い、人との信頼関係を築ける人です。ZEINでは、役割を与えられるのを待つのではなく、自ら当事者意識を持って課題を捉え、周囲を巻き込みながら行動する姿勢を大切にしています。同時に、自分の考えだけで進めるのではなく、周囲の意見を取り入れ、協力を得ながら成果につなげられることも欠かせません。こうした主体性と協働性を持つ人は、ZEINの環境で力を発揮できると考えています。
また、ZEINはお客様との信頼関係を何より重要視しています。お客様に本音で課題を話していただける関係があるからこそ、表面的な要望に応えるだけでなく、本質的な課題を捉えた支援や新たな価値の創出が可能になります。

ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。

ESを書く上で最も大切なのは「すごい経験」を書くことではありません。どんな経験であっても、自分が何を考え、どのように行動し、その経験から何を学んだのかが伝われば、それは魅力的なESになります。まずは自分自身としっかり向き合い、自分らしさを言葉にしてみてください。

これから本格的に就職活動が始まるこの時期は、自己分析に時間をかけることをおすすめします。普段何気なく行っている行動や、自分が無意識に大切にしている価値観を書き出して整理することで、自分だけの強みが見えてきます。内定者や社会人と話すことも、新しい気づきを得る良い機会になるでしょう。
そして、ZEINは「将来何かを成し遂げたい」「自分の可能性を広げたい」という想いを持つ方にとって、大きく成長できる環境です。事業も組織も変化を続ける拡大フェーズだからこそ、一人ひとりの挑戦が会社の成長につながります。主体的に行動し、自分の力で価値を生み出したいという方と、ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています。

<執筆/撮影:岡本夏歩/ 伊藤蒼司>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。