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ガクチカはSTAR法で!通過するESの書き方

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この記事で分かること

・Chapter.1 STAR法とは
・Chapter.2 STAR法を使った具体例

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「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか?」

就職活動で、おそらく最も多く聞かれるこの質問。
しかし、学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」をどのように説明すれば良いのか分からない学生も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ESでガクチカを書く際に使えるSTAR法という方法をご紹介します!

Chapter.1 STAR法とは

STAR法とは、自分の考えを相手に伝える際に有用なフレームワークで、「Situation」「Target &Task」「Action」「Result」の頭文字をとって名付けられました。
このフレームワークは、各項目が文章の構成を成しており、書きたいことを当てはめていくだけで、まとまりのある文章を作成することができます。

それでは、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう!

◇Situation

「Situation」は、学生時代頑張ったことの「概要や成果」を指します。
具体的な数字を用いて述べると、より分かりやすいPRにつながります。

Target &Task

「Target&Task」は、あなたが経験の中で直面した「課題や目標」を指します。
経験の内容によって、課題と目標のどちらかにするかは変わってきます。

Action

「Action」は、課題解決や目標達成のために起こした「行動」を指します。

 ・組織の中でどのような役割を果たしたのか
 ・どのように周囲を巻き込んだのか

これら2点を盛り込むと、採用担当者にとってより印象に残る内容になります。

Result

「Result」は、学生時代頑張ったことの「結果」を指します。
「Situation」の部分でも同様のことを述べているため、上手く言い換えた形にしましょう。さらに、この経験を通じて学んだことや得たことまで書くと、より完成度高く仕上がります。

Chapter.2 STAR法を使った具体例

それでは、STAR法を使ったESの書き方を、具体例を用いて見ていきましょう。

①伝えたい内容を箇条書きで整理

いきなり本文を書き始めるのではなく、それぞれの段階に沿って伝えたい内容を箇条書きで整理しましょう。

◇Situation

・所属サークルを万年ビリの学内50位から3位まで強化したこと

◇Target&Task

・原因が「チームの連携不足」ではないかと推測した
・次の大会で10位以内に入ることを目標に設定した

◇Action

・2時間の練習時間のうち30分を連携強化時間に充てることを提案した
・経験者の声を聞きながら効率的で的確な連携強化メニューを設計した

◇Result

・次の大会では30位だったものの2年後の大会では3位になれた
・課題特定力と巻き込み力を身に着けることができた

②箇条書きの内容を組み立てる

①で伝えたい内容を箇条書きで整理することができたら、各要素を組み合わせて本文を作成していきます。

私が学生時代に頑張ったことは、自身が所属する〇〇サークルを学内で万年最下位の50位から3位にまで強化したことだ。万年最下位の原因が、個人の能力不足ではなく連携不足にあるのではないかと考えた私は、副幹事長として「2時間の練習のうち30分を連携強化の時間に充てること」と「次の大会で10位以内を目標にすること」を提案した。経験者のアドバイスをもとに効率的で的確な連携強化メニューを設計し、チーム内の浸透に尽力した結果、個人の強みに加えてチームとしての強みが生まれた。次の大会では30位だったものの2年間このメニューをメンバー一丸となって取り組んだ結果、2年後の大会では学内3位の好成績を収めることができた。 この経験から「課題を特定する力」や「周りを巻き込む力」を身につけることができた。(337文字)

強調したい部分は括弧でくくるなど、メリハリをつけるとさらに読みやすい文章になります!


以上、ESにおけるガクチカの書き方についてお伝えしました。
STAR法のようなテンプレートを活用すれば、自分で一から構成を考えるよりも、効率的に文章を仕上げることができます。
ガクチカの書き方に悩んだ際は、ぜひSTAR法を活用してみてください!

<執筆/撮影:濵岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。