【面接対策】現役面接官が、就活生を見ているポイントとは

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この記事で分かること

・就活生を見ているポイント 〜身だしなみ/行動〜
・就活生を見ているポイント 〜マインド〜
・ZEINが求めている人材像

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インタビュイー紹介

写真左:根岸 剛之介(ねぎし たけのすけ)
早稲田大学政治経済学部卒業後、国内のSIer企業でSAP基幹システム導入PJを経験し、その後外資系コンサルティングファームを経てZEINに参画。流通・小売業界を中心に、SCM・物流領域の業務コンサルティングやシステム導入プロジェクトを多数経験しており、近年は電子帳簿保存法の対応やDX推進を中心としたプロジェクトに従事。

写真右:一関 由美子(いちのせきゆみこ)
千葉大学出身。新卒で保険会社のユーザー系SIerへ入社し、資産運用システムの開発/保守やパッケージシステム導入のリーダーを担当。人材系企業へ転職後、エンジニア向けのキャリアアドバイザーを経験し、新卒のキャリア支援ベンチャーへの転職を経て、人事へ転向。大手人材派遣会社を経て2022年4月にZEINに一人目人事として参画。双子のママとして子育て奮闘中。

就活生を見ているポイント 〜身だしなみ/行動〜

どのような身だしなみの学生が好印象だと感じますか?

根岸:
正直に言うと、あまり気にしていないです。スーツを着用しているととても真面目な印象を受けますが、弊社の場合はオフィスカジュアルが認められているので、スーツでなくても気にすることはありません。明らかに乱れた服装でない限り、マイナスな印象にもなりませんし、逆にスーツだからといってプラス評価になる訳でもないですね。

髪色についてはどうでしょうか?

根岸:
職種や会社のカルチャーによって考え方は変わるかと思いますが、我々のようなコンサルタントの場合、人前に立ったりお客様のオフィスに常駐したりと、常に誰かに見られているということを意識する必要必要があります。お客様からの自分自身への印象が会社の評判にも繋がるため、就活生の皆さんは外見がどのように受け取られるかということまで考えて、面接に臨んでもらえると良いですね。

面接の何分前に来ているのが理想的でしょうか?

一関:
オンラインの場合は、5分前が良いと思います。10分前だと早いと感じますね。対面の場合でしたら、学生が待っている間にこちらの状況を共有することができますが、オンラインだとそれができないので、5分前が丁度良いですね。
対面の場合、余裕を持って来る方が多いと思いますが、待合室がないケースもありますので、一度オフィスの場所を確認後、近くのカフェで待って調整するといった工夫してもらえると良いのではないでしょうか。

オンラインの話が出ましたが、退出の際に面接官より早く退出しても良いのでしょうか?

一関:
弊社の面接であれば、特に気にせず指示の後に退出していただければ問題ありません。マナーに厳格な会社は気にすることもあるかもしれませんが、会社によって異なると思います。

オンライン面接を行うなかで、応募者に注意してほしいことはありますか?

根岸:
面接の最後まで気を抜かずにいてほしいですね。面接中は笑顔で話していたのに、退出の瞬間にその笑顔が急に消えると無理をしていたのではないかと感じてしまいます。オンラインと対面のどちらにも言えることですが、相手に失礼だと感じさせなければ問題ないと思います。

就活生を見ているポイント 〜マインド〜

どのような話し方が面接官に好まれますか?

一関:
相手の反応を見てコミュニケーションが取ることができていると良いと思います。例えば、就活生の話すスピードが早く、面接官が聞き取れていない時、相手を見ていれば修正できますよね。

根岸:
私も相手の反応を見ているかどうかということは面接をしている際に見ています。
例えば、学生時代に学んだ専門領域の話をしてくれるような場合、専門用語を使わないようにする等、素人でもわかりやすいように説明してくれると、コミュニケーションが取れる人だなと感じます。

やはり論理的に話すことは重要でしょうか?

根岸さん:
面接では複数の質問をしますが、全体を通しての一貫性やエントリーシートとの整合性も重要です。他の質問で言っていた内容と矛盾した回答をすると、面接官としてはあれっと感じてしまいます。面接準備の段階で、これは聞かれるだろうと予想できるような一般的な質問に対しては準備を行い、しっかりと受け答えができると理想的です。

面接をしているなかで、特に重視しているポイントはありますか?

一関:
会社によって異なると思いますが、当社の場合、求める人物像に沿っているかを重要視しています。理由は、ZEINはベンチャー企業なので、社員と会社の方向性がずれた際の影響が大きくなってしまうためです。また、面接官の質問に対する回答だけでなく、「こうしていきたいです!」など、プラスアルファで話してくれるとより良いかなと思います。

根岸:
新卒採用に関しては、今できることよりもポテンシャルを見ています。ポテンシャルはその人の考え方に表れると思います。
例えば、仕事で壁にぶつかった時を想像してみると、自分一人で何とかしようとするのか、周りの人に助けを求めるのかなど、人によってスタイルが異なります。困難に陥っても、その中でなんとか周りを巻き込んで解決していくという考え方を持っていることが重要です。

どのようなアピールが面接官の心に響きますか?

根岸:
自分がどのような人間なのかということを伝えると良いと思います。仕事の中では、やりたいこと・楽しいことだけでなく、やりたくないことや嫌なこともあるでしょう。そのような中で、どのように考えて行動する人物なのかというところが気になります。

ZEINが求めている人材像

ZEINが求める人材像では、特にどのような点を重視していますか?

一関:
素直さ、成長性、チームワークですね。

根岸さん:
求める人物像を判断するために、様々な角度から質問をしてたくさんの要素を引き出すようにしています。他にはカルチャーや人柄も大切です。

就活生がZEINのカルチャーに合っていると感じるのはどのような時ですか?

一関:
雰囲気から人の良さを感じたとき、チームワークを発揮した経験や、そのような経験から人に興味を持っていると感じたときです。

根岸:
ZEINの社員と一緒に仕事ができそうだと感じたときです。会社のカルチャーは、ZEINの社員一人ひとりが作っているものです。そのため、社員や自分と一緒に働きたいと思えるかどうかは大事ですね。

<執筆/撮影:鈴木 伊緒>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。