インタビューイ紹介

写真左：齋藤 慎弥 (さいとう しんや）
学習院大学国際社会科学部国際社会科学科を2021年3月に卒業。
大学2年時には浅草のレストランでキッチンのバイトをし、3年時からはIT企業で長期インターンシップをしていた。趣味はお笑いを見ることで、大学生のときにはひとりで劇場を回るほどに没頭。

写真右：菅田 拓海（すがた たくみ）
 語学の専門学校から獨協大学経済学部に編入し、2023年3月に卒業後、新卒でZEINに入社。
学生時代は3つのアルバイトを掛け持ちながらも、経営戦略に関するゼミに力を注いだ。 最近は、念願だった一人暮らしを始め、生きていく大変さを実感している。

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入社後初めてのプロジェクト配属

プロジェクト配属当初の心境を教えてください。

菅田：
3か月間の研修を終えてすぐにプロジェクト配属があり、当初はやる気と同時に不安も感じていました。具体的には、研修で学んだ内容を活かしきることができるのか、また研修では学んでいないプロジェクト特有の知識をしっかりとキャッチアップしていけるかという不安がありました。

齋藤：
私はそれまで先輩社員として後輩社員に仕事を教える機会は少なかったのですが、不安はあまりありませんでした。そのプロジェクトに配属されてから半年は経過していたため教えられることも多く、また後輩への教え方についても、今までの上司が私に教えるその姿から学んできました。そのため、後輩社員に対しては”どんとこい”という気持ちでいました。
唯一、彼のパーソナリティがまだわかっていなかったため、上手くコミュニケーション取れるかは気にしていました（笑）

先輩社員として齋藤さんはどのようにフォローをしていますか？

齋藤：
後輩の仕事の理解度に合わせて段階的にフォローをしています。例えば、プロジェクト配属当初にできることは限られているので、簡単な資料作成や各種リサーチといった日々の業務を依頼していました。並行してプロジェクトの概要資料を確認してもらい、そこから生まれた疑問点に答えることで知識を身に付けられるようなサポートをしていました。

仕事に対する理解度が上がれば任せられる仕事も増えますので、最近では複数ある業務の一つを始めから終わりまで対応してもらうといったことが多いです。その場合は常にフォローするのではなく、あくまで後輩社員の相談役として必要最小限のフォローをします。

どの段階でも気を付けていることは、後輩社員が理解している範囲のことだけを任せるのではなく、理解が一歩及んでいない範囲の仕事も任せることです。コンフォートゾーンから外れた挑戦をさせることが教育にとって重要だと考えています。

菅田さんは業務に取り組んでみて、いかがでしたか？

菅田：
理解が一歩及んでいない範囲の仕事の対応は大変なことが多いのですが、自身の成長やモチベーションにもつながっています。

後輩社員をフォローする上で、大変だったことは何ですか？

齋藤：
前述の通り、今まで後輩社員に仕事を教える立場につくことが少なかったため、特に自分の頭の中を言語化することが大変でした。上司やクライアントと各業務について話す際、その業務の背景や細かい知識を省略しても問題ないこともありますが、後輩との会話では丁寧に言語化して説明する必要があります。また、言語化する範囲についても悩みました。全て詳細に説明してしまうと成長の妨げになってしまうこともあるので、成長の機会を残しながらサポートすることを意識しました。

大変ではありますが、後輩がいま何に向き合うべきかを自分の中で整理したうえで、伝えるべき内容を言語化して伝えるようにしています。

先輩社員から教わり、意識して行っていることはありますか？

菅田：
作業の進め方には特に意識をしています。配属当初は、どうしても完成形のイメージが合わずに作業をやり直す場面が多くありました。その際に、短いスパンで先輩社員と認識を合わせながら作業を進めることが大切であることや、それ以外で作業の進め方において意識すべきことを教えてもらいました。

現在では、作業を進めるにあたって事前に整理することや、進める中で意識すべきことが明確になってから、イメージに沿った資料を作成できるようになってきています。

相互成長の実感

一緒に働いていく中で、自身の成長を実感した部分を教えてください。

菅田：
これまで教えてもらったことを意識して、自分で作業を進められるようになったことです。作業の速さやクオリティはまだ不十分ですが、自分で完成形までの道筋を立てて作業を進められるようになったことは、自身の成長ではないかと思います。また、資料作成時、言葉の表現や表記の統一など細かい箇所まで意識してアウトプットできていることも成長していると実感します。

齋藤：
成長を実感した点は2つあります。
1つ目は、前述したとおり「言語化」がうまくなったことです。
2つ目は、チームとしてクライアントに貢献することを意識して業務に取り組めるようになったことです。後輩社員がついたことで、自分の業務だけでなく後輩社員の業務まで考慮して作業スケジュールを組むようになりました。その結果として、チームの作業を全体的に把握することが可能となり、誰がどう動けばチームとして価値を生み出せるかを意識できるようになりました。

先輩である齋藤さんから見た菅田さんの成長を教えてください。

齋藤：
彼自身でも実感しているように自身で明確な目標を作り、その道筋を辿りながら、1人で作業を行えるようになった点が成長したと感じています。またその中で疑問が発生した際に、具体的に何が疑問なのか整理して質問に来るようになったことも評価しています。

一般的に、慣れない作業をしている際、有識者に対してオープンクエスチョンをする人は多いと思います。しかし、そこで事前に自身が分かる範囲まで整理してから相手に質問することは非常に大切で、相手のことも考えながら行動できていると感じます。

疑問点を整理するのは基本中の基本ではありますが、配属当初にはできなかったそのような行動をしてくれるのは成長であり、また彼の真面目な面を感じる部分でもあります。

互いのことを、どのような存在に感じていますか？

菅田：
自分では気付けないような弱みを見つけて改善点を挙げてくれる、頼りになる先輩です。
業務状況を把握し、自分に足りていない事を的確に教えてくださいます。また、精度の高いレビューをもらえるためとても心強い存在です。

齋藤：
まだ教えることは多いですが、真摯に業務に取り組む真面目な後輩です。仕事にまっすぐな姿勢は非常に素晴らしいと思っています。また成長意欲が高いので、今後も多くのことを学んでもらい、クライアントやチームに一層貢献し、周囲から頼られるようなメンバーになってもらいたいです。

今後の目標を教えてください。

菅田：
上司や先輩社員の負担を減らせるような頼りになる後輩になりたいです。日々の業務で先輩社員の負担を減らして信頼を得ることで、より多くの仕事を任せてもらえるように、これまで教えてもらったことを意識していきたいです。

齋藤：
日々意識していることでもありますが、後輩を管理するのではなく、育成することです。
後輩社員にただ単純作業を任せるのではなく、後輩自身が自分で考えて問題に取り組むように成長してもらうことが重要だと考えています。私自身の成長に加えてチームの成長、ひいては組織全体の成長を考えて動けるようになりたいです。

挑戦をサポートしてくれる環境

ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。

菅田：
ZEINには、新卒社員にも挑戦の機会があり、それを成長を支えてくださる上司や先輩社員がいます。
チャレンジしていきたい方や、成長意欲の高い方には適した環境だと思います。

齋藤：
就職や転職など自分の身を置く環境を変える時、不安はつきものだと思います。しかし、ZEINでは私を含め、上司や先輩社員が後輩社員や組織の成長を想いながら一緒に進んでいますので、弊社の働き方をイメージして、少しでも不安を解消できましたら幸いです。

＜執筆/撮影：大西 萌＞
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