前編に引き続き、就活が上手くいかないとお悩みの方に向けて、「企業から望まれる就活生の特徴」を知ることで、上手くいかない原因と、改善方法を探っていきたいと思います!
前編のおさらい
▼前編はこちら

企業から望まれる就活生の特徴(前編)
https://recruit.zein.jp/newgrad/consulshukatsu/20200227-mensetsu-interview/
・就活が上手くいかない原因は?
まだ「企業から望まれる人材」になれていないから
・企業から望まれる人材とは?
「入社後に活躍が期待できる人材」のこと
・「企業から望まれる就活生の特徴」とは?
特徴① 入社後の活躍イメージが明確にある
特徴② 企業と学校の区別がついている
前編では、特徴①について解説しました。続く後編では特徴②について解説していきます。
特徴② 企業と学校の区別がついている
企業と学校の区別をつけるには、そもそも両者の違いを把握しておく必要があります。把握しておくべき違いは、2つです。
あなたの立場とは?
・学校:両親や国、都や県などが授業料を支払うことで、生徒であるあなたに教育というサービスが提供される。
・企業:所属企業に対して自身の何らかの価値を提供することで、対価として報酬を得る。
1つ目の違いは「あなたの立場」です。
今までの人生は、教育というサービスを受ける立場でした。しかし社会人になった後は企業に対して『自身の価値』を提供する立場になります。
これを理解していない場合、
「(全然対価に見合う存在ではないけど)私は年収〇〇円じゃないと嫌だ」
「(努力はあまりする気ないけど)とにかく出世したい」
「(どんなにミスをしても)優しくて怒らなくて面倒見の良い上司の下で働きたい」
など、企業に対してサービスを受ける思考になってしまいます。これでは、内定が遠ざかりますね。
あなたに求められるものとは?
・企業:成果
・学校:成長
2つ目の違いは「私たちに求められるもの」です。
今までの人生では、成績を上げたり、立ち振る舞いや発言が大人に近づいたり、人間としての「成長」を求められてきました。しかし、入社以降の私たちが求められるものは「成長」ではなく「成果」です。
「成長」とは手段であり、目的ではありません。
「成果」を上げるために、現在の自分と理想の自分のギャップを埋めることこそが「成長」であり、あくまで「成長」は結果論でついてくるものなのです。
これを理解していない場合、
「成果が出せるかどうかは環境次第だから、成長できそうな環境を選ぼう」
「内定さえもらえれば、あとは全て企業側が教えてくれるだろう」
「入社後に成果が出なくても、自分のペースでゆっくりと成長すればよいだろう」
など、企業は自分を成長させてくれる場所だという思考になってしまいます。
個人的な印象ですが、昨今の就活生の声として「成長できる環境で働きたい」という言葉をよく聞きます。
くれぐれも「環境に成長させてもらう前提」とはせず、成長を手段としたその先に何を目指すのか、まで考えてみてください。
いかがでしたか?
まずは、志望企業ではどんな人材が求められているのか、どんな人材が実際に活躍しているのか、ぜひ分析してみてください。
それらを元に、自身の価値を見つめ直したり、入社後のビジョンを明確にすることで、ようやく内定が待っています。
ぜひ頑張ってください!
<執筆/撮影:濱岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。