入社後のスムーズな立ち上がりを支援する、入社前研修の心得

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この記事で分かること

・入社前研修の目的
・入社前研修の内容
・入社前研修の心得

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入社前研修の目的

入社前研修の目的は主に3つあります。

①入社後の研修及び業務で必要な「前提の知識」を身に付ける
「前提の知識」ちは、ビジネスマナーやIT用語、会計の基礎知識やプログラミングの基礎知識などを指します。入社後にも研修があり、そこでも今後の業務に関することを学んでいきますが、それは会社に収益をもたらす人材を育成するためのものです。入社前には、入社後研修の前提となる知識や、ビジネスマンとして身に付けておくべきマナーなどを習得します。

②業務体験を通して、疑問や不安などを内定者同士で確認する
入社前の段階で業務の不安や課題を見つけ、入社後に良いスタートダッシュを切れるようにサポートします。

③研修を通じ、社員や内定者同士のコミュニケーションを深める
Slackで内定者研修チャンネルを作り、社員や内定者同士でのコミュニケーションを深めます。

以上から、入社前研修は、入社後に業務・人間関係の面でスムーズに馴染んでもらえるように行なっているのです。

研修内容

入社前研修では大きく分けて3つの研修があります。

① 日商簿記(商業・工業)2級
コンサルタントとして求められる、企業把握や分析の基礎となる会計知識を身に付けてもらいます。コンサルティングをするうえで、「企業の成績表」といわれる財務諸表を読めるようになることは必須条件です。

② 基本情報技術者試験
IT全般の幅広い基礎知識を身に付けてもらいます。この試験は多くのコンサルティングファームでもとることが勧められており、今後のビジネス変革には欠かせない「IT」に関して、知見を深めてもらいます。

入社前研修はあくまで入社”前”という位置づけのため、会社としては強制をすることができません。そのため、各自の研修の進捗を図るために検定のあるコンテンツを用いています。

③ プログラミング研修
ITコンサルタントに必要なプログラミングの基礎知識を習得してもらいます。プログラミングの本格的な研修は入社後に行いますが、入社前研修では早期にプログラミングに触れ、慣れてもらうことを意図しています。プログラミングは人によっては抵抗感を持ちやすいものであるため、なるべく早いタイミングで触れておくことで、その抵抗感を下げておくことが目的です。

プログラミング研修は①②と違って検定ではありませんが、オンライン研修という形式で、社員と内定者間で進捗状況を確認しています。

入社前研修の心得

社員さんに入社前研修に関しての心得を伺い、研修を進めるうえで重要な4つのポイントを教えていただきました。

① 計画的にスケジュールを組む
研修スケジュールの目安は事前に組まれていますが、各自の学業、プライベート等の予定を加味して、適宜組み替えることが重要です。事前に計画を立ててタスクを進めていくことは、全ての社会人にとって必要なスキルです。

② 「報連相」を徹底する
不測の事態や体調不良などで、期限にどうしても間に合わない場合もあるかもしれません。その際は、可能な限り早く報告しましょう。

③ わからない事はきちんと聞く
研修によっては何となく進めることができてしまうものもあるかもしれませんが、疑問に思ったことや気になったことは理解できるまで遠慮なく研修の担当者に質問しましょう。

④ 学業を最優先に
入社前研修はもちろん重要な研修ではありますが、内定者の皆さんにとっては学業・部活などが最優先事項です。学生生活に悔いが残らないよう研修を進めてもらい、何かある場合には担当の人に相談しましょう。

<執筆/撮影:阿部 光平>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。