内定者期間をどう過ごすべきか――。
実は、これからの社会人生活においてとても重要な期間だと言えます。そこで今回は「内定を獲得してからすべきこと」をテーマにお送りいたします! 最後までご覧ください!
やるべきこと 〜内定獲得後すぐ〜
この度は、内定の獲得おめでとうございます。長い間、就活お疲れ様でした! 内定は運で獲得することができません。 あなたがこれまで積み重ねてきた努力を、企業がしっかりと評価し、企業の一員として迎えたいと思った結果です。 就活がようやく終わり、しばらく休んでいたい…と思われているかもしれませんが、 無事内定を獲得した今、すべきことがあります。
それは…”報告”です。
就活中に支え続けてくれた家族をはじめ、お世話になった大学の教授や先輩など、周りの方々にしっかりと報告し、感謝を伝えましょう。 報告の方法はお手紙でもメールでも口頭でも構いません。就活を終えてから、なるべく期間が空かないうちに報告することをお勧めします。

やるべきこと 〜内定者期間中〜
長い就活が終わり、「卒業までの間、遊び尽くしちゃうぞ!」と思っている方、いませんか? もちろん学生の間にしっかりと遊ぶことは大切ですが、それだけではいけません。 なぜなら…
「内定獲得はゴールではなく、社会人として自立するためのスタート」
であるからです。努力して内定を獲得した企業で、入社後に活躍していけるのか、それは今後の皆さんの努力次第です。 冒頭でも話した通り、入社するまでの内定者期間をどう過ごすかがこれからの社会人生活において非常に重要となります。 そこで、ここからは、内定者期間にしてほしいことをご紹介いたします。

内定者期間にしてほしいことは、主にこの4つです。
その理由について、解説していきます。
①提出物やスケジュールの確認
必要な提出物の種類は入社する企業によって異なります。直前になってから身分保証書や卒業証明書、国民年金手帳などの企業から指定された提出物を用意することは危険です。なぜならば、提出物の中には申請から手元に届くまで時間がかかるものもあるので、提出物が期限内に出せない可能性があるからです。提出物が遅れた場合には、入社前から上司や企業からの評価が下がってしまうこともあるので、余裕を持って提出物を準備しましょう。
また、提出物の期限や種類だけでなく、イベントの確認も必要です。
例えば内定式は、同期と交流できるという企業が用意してくれた貴重な機会です。日時が確定した瞬間に予定表へ記入するなど、他のイベントと予定が重ならないようにしっかりと確認しましょう。
②入社する企業の情報収集
就活中に企業研究を十分に行っていても、企業に関する情報は貪欲に吸収しましょう。
大規模なプロジェクトのスタートや新商品のリリースなど、企業は常に新しい情報を発信しています。最新情報を掴めていないと、就活時と入社後のギャップを感じてしまうかもしれません。内定をもらった後は、今までのような面接対策としてではなく、入社後に自分が力を発揮するための企業研究を続けましょう。
その際、経済誌や業界紙などを読んで、業界全体の動きについてもチェックし、内定先も含めた動向を理解することも大切です。
③内定先で必要とされる資格の勉強
資格の取得を求められた方や、入社後に資格の知識があると便利になると分かっている場合はこの期間に取得した方が良いでしょう。
内定した直後だと「資格の勉強は入社後で良いかな」と考える学生も多いかもしれません。しかし、社会人になると、ビジネスマナーや仕事の進め方など、資格の勉強以外に覚えることがたくさんあります。特に入社後は、研修などで忙しく勉強時間の確保は難しくなると思います。
ただでさえ、入社直後は新しい環境での戸惑いや疲れがあるはずです。その状況で資格の勉強を始めるのは、体力的な負担が大きくなってしまいます。入社後に必要になる知識が分かっていたら、比較的時間に余裕のある今のうちに勉強しておいた方が、将来の自分にとって大きな糧となるでしょう。
参考書や学習スクールなど勉強する方法は複数あるので、勉強を始めること自体へのハードルは低いと思います。個人差はありますが、資格の取得にはかなりの時間を要するので、今のうちに計画立てて資格の取得を進めましょう。
④ExcelやPPTスキルの習得
業種や職種に関係なく、PC操作に関する基本的な知識やスキルは必要不可欠と言えます。特にExcel、PowerPointを使って、高度な資料を問題なく作れるレベルまでスキルを高めておくと先輩から目をかけられるでしょう。
書店に行くとPCスキルに関する書籍の種類や数は充実していますし、最近ではYouTubeなどでも学習が可能です。自分に合った学習教材を見つけ、入社までに必要なPCスキルは習得しておきましょう。
内定はゴールではなくスタートだと理解し、ぜひ実践してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この就活トクトク情報が皆様の就活に少しでも役に立っていれば幸いです。 改めまして、長い就職活動、本当にお疲れ様でした。
今後の皆様のご活躍を祈念しております。
<執筆:渡辺 藍>
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