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【NG例を詳しく解説】面接での「正しい会話」できていますか?

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この記事で分かること

Chapter.1 会話力が重要な理由
Chapter.2 面接NG例①
Chapter.3 面接NG例②

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「会話になってない…」「なんか話が噛み合わないなぁ…」と言われたことありませんか?
心当たりのある就活生は、要注意です!

会話が成立しない会話力が低いと、面接を通過することが難しくなります。本記事で、面接における会話力の重要性と、NGな特徴を一緒に見ていきましょう!

Chapter.1 会話力が重要な理由

面接の場で「会話力=会話を成り立たせるための能力」が何故重要なのでしょうか?それは、ビジネスの世界で「会話が成り立つ=互いの意思疎通ができる」ことは、仕事を円滑に進めるうえでの最低条件だからです。

「自分の言いたいことを齟齬なく相手に伝える」
「相手の言いたいことを齟齬なく理解する」

これらは基本すぎて見落としがちです。非常に重要な能力であることを、まずは頭に入れておきましょう。

Chapter.2 面接NG例①

それでは、実際の面接事例を交えながら、会話力が低い就活生にありがちな特徴をご紹介します。

事例①:会話が一方的

事例①は、真面目な印象の就活生にありがちなケースです。
会話ではなく一方的なプレゼンになっていますね。しっかりと準備している点は評価できますが、普段の日常会話に置き換えるとどんな印象を持つでしょうか。この傾向にある方は注意が必要です。

改善方法:一呼吸つくたびに間を置き、相手のペースに合わせる

一呼吸つくたびに間を置き、そのタイミングで必ず相手の顔を見て「今の話がちゃんと伝わっているか?」を確認してください。事例①の傾向にある就活生は、相手の顔を見ていないことが多いです。相手の理解度に合わせて話をするためにもしっかりと顔を見ましょう。

また、伝える意識(自分が行動主体)ではなく、伝わる意識(相手が行動主体)を忘れずに持ってください。一方的なプレゼンになってしまうのは、伝わることが意識から抜けているとも言えます。

Chapter.3 面接NG例②

事例②:相手の質問に答えていない

採用担当者の質問に対して、就活生の回答が一致しないケースです。
冒頭で会話力が重要な理由について述べましたが、まさにその「仕事を円滑に進めるうえでの最低条件」が問われるポイントです。では、ビジネスの現場で質問と回答がずれてしまった場合の例を見てみましょう。

上司「この間頼んだ仕事、納期が明日までだけど間に合いそう?」
部下「先週から始めました」

上司「つまり?」
部下「今は進捗8割くらいですね」

上司「じゃぁ間に合うんだね?」
部下「明日中は、厳しいです」

このように、円滑なビジネスコミュニケーションが取れない人は入社後の活躍が見込めないと受け取られてしまいます。

改善方法:相手の知りたいことを推察し、結論から先に言う

改善するには、まず相手の知りたいことを推察しましょう。面接での活用ポイントは以下の通りです。

「学生時代に頑張ったこと」を聞かれたら、文脈を読みつつこの人は何を知りたいのかな?と推察します。
その上で結論から先に言いましょう
個人的なコツとしては、「この質問文はYes/Noで答えるのか、ちゃんと中身を答えるのか」を常に意識することです。

「サッカーは好きですか?」と聞かれたら、まず「Yes/No = 結論」を答えます。
「好きなスポーツは何ですか?」と聞かれたら、「サッカー/野球 = 結論」など中身を答えます。

「サッカーは好きですか?」と聞かれているのに「最後にやったのが高校生の時なので~」と補足を先に答えるのは厳禁です。さっさと結論を答える。補足をつけるのはその後。この意識を忘れずに持ちましょう。


面接において会話の中身が重要なのは当然ですが、それと同じく「会話が成立しているか」も重要であることが伝わったでしょうか。面接はそもそも”選考”である以前に”会話”であり、就活は企業にとって共に働く仲間を探していることをしっかりと念頭に置きましょう。

<執筆:濱岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。