就活で無双してさっさと終わらせたい
就活生の皆さん、そう思ったことはありませんか?
選考がトントン拍子で進み、受けた企業の全てから「ぜひウチに来てくれ!」と言われるくらい無双してみたいですよね。そのためには何を鍛えればいいのか、この記事でポイントをご紹介します。
何を鍛えればよいのか?
就活は「自分という人材の売り込み営業」なので、購入者である企業側の目線に立って物事を考えていきましょう。
就活で無双する人 = 企業側が新卒に求めるものをしっかりと兼ね備えている人
このような考え方は、当たり前のようで意外と見落としがちです。では、企業が新卒に求めるものは何でしょうか?
1つではありませんが、最も重要視されるのは以下の通りです。
マインド = 仕事への姿勢や人間性、価値観など
何故マインドが重要視されるのかについて、説明していきます。
なぜマインドが重要なのか?
マインドの重要性を語る前に、社会人としての働き方について説明します。
社会に出たら、どの企業でも必ず成果(=アウトプット)を要求します。そして、成果に対する評価が発生します。キャリアが上がるにつれ、成果をベースにした評価の比重が大きくなりますが、一般的に新卒のうちはマインドやスタンスといった評価の比重がほとんどを占めています。
※上記は一例です。
新卒の評価制度で、マインド評価の比重が大きい主な理由
どの企業でも新卒へのマインド評価の比重は高いと考えます。
・マインドは過去の体験や人生経験をベースに培われるため、鍛えるのに時間がかかる
・当事者の意識に大きな影響を受けるため、他人が変化を与えるのは難易度が高い
・すべての仕事の根底に通じている
就活無双のために、マインドを強化すべき主な理由
結論として、何故マインドを重要視しているのかは、以下の通りです。
・新卒の評価項目のうちマインドが大きい比重を占める
・キャリアアップ後ではなく、若手のうちからマインドの強化が要求される
・既にマインドが鍛えられている就活生は「育成コストが少ない」と判断される = 欲しい人材と評価される
マインドとは何か?
「マインド」とは、色々な意味を包含する多義語ですが、この記事では前述の通り、下記の3項目であると定義します。
①仕事への姿勢
②人間性
③価値観
①仕事への姿勢:企業やチームの目標達成のために、責任感を持って熱心に働ける
目標への責任感がない人、自己研鑽と努力を怠る人、何に対してもやる気のない人は仕事への姿勢について低い評価を受けます。特に大事なことは、責任感があることです。自分の言動や自分の成果に対して責任を持ち、仕事に取り組む人は、仕事を投げ出さない人、成果を出せる人として一緒に働きたいと思われます。
この姿勢を会社の採用担当に対しても伝えることが必要です。面接の時間に遅刻する、グループワークで他人任せにするなどの姿勢は、「責任感のない学生である」と思われてしまうため注意しましょう。
②人間性:誰に対しても思いやりの溢れた、誠意ある対応ができる
「人間性を疑う」という言葉がありますが、それは大抵が「誰かに対しての思いやりが欠けている」と感じたときではないでしょうか。一般的な社会マナーやビジネスルールなどもここに該当します。社外の相手やお客様へ配慮の欠けた言動をとったり、相手によって態度を変える人とは一緒に働けません。きちんと誠意ある対応を心がけることが大事です。
「面接後にお礼メールを送らない」「社員にため口でやり取りをする」「選考官と選考官以外で態度が違う」などの行動は、思いやりにかけた人物であると伝わるかもしれません。
③価値観:自分自身の頭で考え、意思決定し、行動することができる
価値観とはその人に内在する基本的な考え方ですが、「自分でやらなくても誰かが助けてくれるだろう」という考え方が染みついている人は、企業からネガティブな印象を持たれます。
ビジネスには正解がなく、正解がなくても自分一人で行動することが要求されるからです。
学校では先生が答えを教えてくれましたが、社会では同じようにはいきません。そのため主体的である価値観は非常に大切です。
社会人になると、常に行動で評価されるため、前述のマインドを行動に示す必要があります。
このことを自分なりに捉え、ぜひ就活の場で実践してみてください。
皆さんの就活が上手くいくことを願っております!
<執筆:濱岡 聖朗>
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