いよいよ最終面接。悔いが残らないよう、やれることは全てやりきりたいですよね。そこで本記事では、
①企業は、最終面接で何を重視しているのか
②候補者は、最終面接にどんな心構えで臨んだらよいのか
について、解説します!
Chapter.1 企業が最終面接で重視していること
最終面接で最も重要視されるポイントは、「その人と一緒に働きたいと思えるか」です。これは様々な企業において共通して重視されるポイントです。そのうえで、「一緒に働きたいと思う人」の条件が人や企業、役職により少しずつ異なります。
それでは、一般的な条件を見ていきましょう。
一緒に働きたいと思う人の特徴
①コミュニケーション能力
②地頭の良さ
③パッション
④誠実さ
①コミュニケーション能力
・相手の目を見て話ができているか
・笑顔で会話ができているか
・質問の意図をくみ取って回答できているか
必要以上に難しい能力を求めているわけではありません。まずは、相手との会話をきちんと楽しもうという気持ちが大事です。
②地頭の良さ
・回答が論理的か
・相手の理解度に合わせて会話ができるか
回答が論理的であることは非常に重要です。
「なぜ弊社に入りたいのですか?」という面接担当者の質問に論理的に答えることも、この点に該当します。自分のやりたいことと、志望した理由を論理的に伝えましょう。その上で、他の選択肢と比較検討した上でこの入社希望が適切な意思決定だと伝えることが大切です。
また、相手の理解度に合わせて会話ができるかどうかも重要です。
独りよがりで「伝えること」ばかりに集中してしまうと、会話ではなく一人語りになってしまうからです。ぜひ相手の顔を見て、理解度を測りながら会話を進めてみてください。自分が思う以上に相手には伝わらないものです。
③パッション
パッションとは、やる気です。「入社後のやる気」「どれだけ頑張れるか」などを指します。
それでは例題を見てみましょう。自分が最終面接の担当者だった場合、下記のケースでは合否をどう判断しますか?
<例題>
担当者:入社後、具体的にやってみたいことはありますか?
就活生:◯◯(募集要項そのまま)です。
担当者:では、どうなりたいか自己目標はありますか?
就活生:まずは仕事を覚えたいです。
担当者:ありがとうございました。これで面接を終わります。
当たり障りのない回答は、大きなミスには繋がりませんが、パッションは感じられないと思いませんか?
先ほどもお伝えしたとおり、自分の思いは相手には伝わりづらいものです。最終面接では、「思いっきり挑戦したい」「高い目標に向かって頑張りたい」という意気込みを相手に伝えるぞ、と強い意思を持って話すことをお勧めします。最終面接においては非常に重要なポイントです。ぜひ自分なりに「どうやったらパッションを伝えられるか」を考えてみてください。
④誠実さ
誠実さとは、嘘をついてないかです。
最終面接に通ろうと必死になり、嘘をついてしまっては元も子もありません。自分を飾りすぎることなく、できるだけ自然体で臨みましょう。担当者は多くの学生との面接を経験しています。嘘は意外とすぐにバレてしまうものです。
Chapter.2 最終面接の心構え
リラックスをすることは、合格への近道。
候補者が最終面接でもつべき心構えは、「リラックスして楽しく会話をする」です。
最終面接では、能力を測ることはしません。Chapter.1 でお伝えしたとおり、「この人と一緒に働きたいか」を見極めたいと思っているはずです。よって、①〜④を意識しながら、リラックスして臨む。これが最終面接のポイントであると言えます。
企業側が最終面接でどんな点を見ているのかを知ることにより、少し肩の力が抜けたでしょうか。
この記事で皆さんの最終面接が上手くいくことを願っています!
<執筆:濱岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。