新卒採用

一次、二次、三次、フェーズごとの面接対策まとめ

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この記事で分かること

1. 一次面接対策
2. 二次面接対策
3. 三次面接(最終面接)対策

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就職活動では、複数回面接を行った後、内定を獲得するということが一般的です。
それぞれ異なった視点で選考することで質の高い人材を見極めています。

したがって、就活生の皆さんが選考を突破するには、選考フェーズごとに企業側が何を求めているのか理解しておく必要があります。

ということで、今回はフェーズごとの面接対策を紹介します!
GDや、コンサルティングファームの鉄板であるケース面接も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

1. 一次面接対策

一次面接は、若手社員や人事部社員などが担当するケースが多いです。
このフェーズでは、社会人となる基礎力を身につけているか、ということが主に見られています。

具体的には以下の内容が見られます。

マナーや身だしなみが適切であるか
一貫性のある回答ができているか
③ 質問への受け答えができているか

一見当たり前のように思えることですが、基本的なところのミスを減らせるよう、次に対策を紹介します。

マナーや身だしなみが適切であるか

② 一貫性のある回答ができているか

基本的にはエントリーシートに記載した内容に沿って質問、深掘りをされます。
事前の対策として、提出済のエントリーシートの確認に加え、ガクチカ・自己PR・志望動機の違いを明確にし、筋道を立てて話すことができているか確認するようにしましょう。

また業界の志望動機から企業の志望動機まで、一貫性を持って説明できることが重要です。

私は友人や先輩の協力のもとで模擬面接を行うことや、自分のスマートフォンで面接動画を撮影し、見返すといったやり方で、論理的な説明ができているか確認するようにしていました。
ぜひ参考にしてみてください!

質問への受け答えができているか

面接では、面接官の質問の意図を汲み取り、会話のキャッチボールを成り立たせる必要があります。

面接準備の段階で「志望動機は練りに練ったからぜひ話したい…!」「このガクチカを話したら面接官に響きそうだ…!」と思うこともあるかもしれません。しかし、あくまでも面接は双方向のコミュニケーションの場であるため、自由に話したいことを話す、ということが無いように気をつけましょう。

よくある受け答えが成り立っていない例としては、「企業は業界の志望動機を質問しているが、学生は企業の志望動機を答えてしまっている」というものがあります。

他にも、面接本番を迎え、緊張から構造化して話すことができず、途中から話がずれたことによって、質問に対しての回答になっていないというケースも考えられます。
これらを防ぐために、まずは面接官からの質問の意図を読み取ったら、それに対する回答の結論を最初に述べるようにしましょう。

– 録画面接の場合

一次面接では、先述した対人の面接だけでなく、企業によっては録画面接が実施される場合があります。

録画面接では、以下のようなテーマを課されます。

(例)

自己紹介(30秒)
学生時代に力を入れたこと(60秒)
志望動機(60秒)

録画面接でも一次面接と同様、身だしなみを整え、結論ファーストでの分かりやすい回答を実践しましょう。

各設問に対して制限時間が設けられていることが多いため、話す内容を一度文字に書き起こすことをオススメします。
文字数に換算すると60秒の設問では、300字前後が目安です。
これを基準に、30秒の設問であれば150字前後、のように制限時間に合わせて調整しましょう。

撮影時は原稿の読み上げにならないように注意しましょう。
筆者が実際に行っていた方法としては、声の抑揚をつけることやジャスチャーを入れることです。

また、企業によっては録画面接専用アプリを使用し、撮り直しができないこともあるため、あらかじめスマートフォンやPCのビデオ撮影で練習することをオススメします。

– GD(グループディスカッション)の場合

企業によっては、一次面接と二次面接の間にGD(グループディスカッション)を選考フローに組み込んでいる場合があります。

このフェーズでは人物面接と異なり、チームワークを評価観点として重視することが多いです。
実際に社会人として働くと、周囲の人との協力は不可欠です。
そのため、GDを通してチーム全体で質の高いアウトプットを出せるかどうかを評価していると考えてよいでしょう。

対策としては、GD対策本を読むこと、就活支援セミナーが開催しているGD練習会に参加すること等が挙げられます。筆者は後者を強くオススメします。理由は以下の通りです。

GDでは、チーム内での役割分担が選考通過の鍵を握ります。
就職活動をしていると「ファシリテーターの役割を担えたら合格する」というような声を聞くことがありますが、GDにおいてそのような評価基準はありません。

グループメンバーの適正に応じて役割分担を行い、担当の役割を果たすことが何より大切です。
しかし、GDに慣れていない状態では「自分に適切な役割が何か分からない」ということが起こります。

そこで、先述したGD練習会に参加し、実践の中で適切な役割や振る舞いを学ぶことで、GD本番に備えましょう!


2. 二次面接対策

二次面接は、一次面接の時よりも上の年次の社員(管理職)が担当するケースが多いです。
このフェーズでは、企業との相性入社意欲を主に見られます。

就職活動は学生と企業の巡り合わせという要素が強く、互いのニーズを満たせるか、という点が重要視されるため、一次面接より踏み込んだ質問が想定されます。

企業との相性や入社意欲を測る質問例は、以下の通りです。

なぜ弊社で働きたいと思ったのですか?
入社後に取り組みたいことは何ですか?
あなたの思い描くキャリアビジョンを教えてください


このような質問への対策として有効なのが、企業・業界研究OB・OG訪問です。HPや業界本を見て、業務の基本プロセスや企業ごとの強みを具体的に理解しておくことで、上記の質問へ回答できるようになります。

また、公開されている情報だけではイメージすることが難しいものもあります。そこで活用したいのがOB・OG訪問です。実際に企業で働く人へ学生の疑問を投げかけることで、不明点を解消し、より深く企業や業界を理解することが可能になります。

– ケース面接の場合

コンサルティングファームでは人物面接だけでなく、ケース面接と呼ばれる課題解決力を測る選考が含まれることが多いです。
このフェーズでは論理的思考力コミュニケーション能力が主に見られています。

ケース面接は難易度が高く、選考を通過するには入念な対策が必要です。
以下二段階に分け、具体的な対策を紹介します。

① ケース面接対策本を繰り返し解く

ケース面接では、施策を提示するまでの思考プロセスが重視されます。
「MECE」という言葉が示すように、「漏れなく・ダブりなく」考えられていることが大切です。

ケース面接対策本では、論理的思考を可能にする手段としてのフレームワークを学ぶことができます。
このフレームワークを適切に使いこなすことで、網羅的に構造を捉えることが可能になります。

現在は数多くのケーススタディに関する書籍がありますが、私のオススメは『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 』です。難しいテーマに対しても、分かりやすく解説されているため、ケーススタディに不慣れな学生でも思考プロセスをじっくりと学ぶことができます!

② 模擬面接を実施する

先述したように、ケース面接ではコミュニケーション能力も見られています。
ここでのコミュニケーション能力とは、説明力他者受容力を指します。

説明力:
ケース面接で出題されたお題に対して、自身の考えを面接官に分かりやすく説明する能力

他者受容力:
面接官とのディスカッションの中で、施策の軌道修正を図る能力

①で紹介した対策本のみでは対人でのやり取りを経験することができないため、「頭では分かっているが、上手く説明できるか分からない…」という状態に陥る可能性があります。

そのため、ケース面接を経験したことのある友人や先輩に面接官を担当してもらい、模擬面接を実施することや、就職活動支援団体が開催しているケース面接練習会に参加することをオススメします。

毎回フィードバックを頂くことで、自分1人では分からないコミュニケーションのクセや、考え方の抜け漏れを認知することが可能になります!

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3. 三次面接(最終面接)対策

最終面接は、企業の採用決定権を持つ経営陣が担当するケースが多いです。
このフェーズでは一次面接や二次面接とは異なり、学生の数値化しにくい定性的な要素を深掘り、採用に値する人物かどうか判断します。

具体的には、志望度の高さ企業の経営方針やカルチャーへのマッチ度を見られています。
最終面接の対策は以下の通りです。

エントリーシートの再確認
一次面接、二次面接の振り返り
逆質問の準備

次にこの対策を紹介します。

① エントリーシートの再確認

最終面接では、ガクチカや志望動機を改めて確認されることがあるため、エントリーシートを再確認し、話す内容と齟齬がないよう気をつけましょう。

② 一次面接、二次面接の振り返り

これまでの面接で質問されたことや、うまく話せなかった内容に関して整理しましょう。
特に後者では、再度上手く話せないと、準備不足と見なされてしまうので注意が必要です。
また、過去に面接官を務めた方の印象を問われることもあるため、氏名や役職、逆質問で聞いた内容に関しても確認しておくことをオススメします。

③ 逆質問の準備

最終面接における逆質問の意義は主に2つあります。

1つ目は、面接官に対して入社意欲をアピールできることです。
企業は、学生の内定辞退を避けたいと避けたいという想いを持っているため、より入社意欲の高い学生を採用することが想定されます。

2つ目は、疑問点を解消する場にできることです。
大前提として、就職活動は学生と企業のマッチングであり、学生には企業を選ぶ権利があります。
企業に対して疑問点を残したままでは、仮に内定をいただいたとしても入社後に後悔するケースが想定されます。
企業とのミスマッチをなくすために、少しでも気になることは質問しましょう。


いかがでしたでしょうか?今回はフェーズごとの面接対策を紹介しました!
面接を控えている就活生の皆さんにとって、少しでも参考になっていましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

<執筆/撮影:白濱 恭太郎>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。