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戦略コンサルタントが薦める!思考力を高める書籍〈フレームワーク思考編〉

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弊社の戦略コンサルタントが厳選した、コンサルタント志望の方に薦めたい書籍3冊をご紹介します。
今回のテーマは、「フレームワーク思考」です。フレームワーク思考を鍛えて、思考力を高めましょう!

フレームワーク思考を鍛える書籍1

知識生産力が劇的に高まる
最強フレームワーク100
永田 豊志(著)

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【著者・書籍情報】
著者は、知的生産研究家で、株式会社ショーケースの代表取締役社長でもある永田豊志氏です。

【特徴】
本書は、フレームワークや思考ツールを使いこなして、知的生産の劇的な効率アップの実現や、その過程でビジネスを創造する喜びと、自分らしい生活の獲得を目的としています。紹介されているフレームワークは多岐にわたり、一覧でまとめられています。

【おすすめポイント】
コンサルタントを目指すなら、1冊手元に置いておきたい本です。一般的に使用されることの多いフレームワークを網羅しており、多種多様なフレームワークが、それぞれ見開き1ページで紹介されているため、とても読みやすい内容になっています。しかし、それぞれのフレームワークについては深堀されていないため、実務においてフレームワークを用いる際には、別途で専門書を参照されることを推奨します。

こちらの本は、初心者から上級者まで、幅広い層に読んで頂きたい1冊です。「フレームワークとは何か?」を少し突っ込んで理解したい学生をはじめとした初級者にとっては、入門書としておすすめです。また、実務に対応するコンサルタントにとっては、プロジェクト資料等を作成するにあたり、分析観点等を定めるための辞書的1冊として、多くの場面で役に立つと思います。

フレームワーク思考を鍛える書籍2

新版 ザ・マインドマップ
脳の無限の可能性を引き出す技術

トニー・ブザン (著)、バリー・ブザン (著)、近田 美季子 (翻訳)

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【著者・書籍情報】
著者は、教育コンサルタントや「脳と学習」の分野において世界的権威であるトニー・ブザン氏です。

【特徴】
本書は、ブザン氏が名づけ、発案した「マインドマップ」というブレインストーミング手法が、網羅的に紹介されています。カラフルなマインドマップが多数紹介されているため、視覚的にも非常に理解しやすい1冊になっています。

【おすすめポイント】
「型にはまらないための思考」をするためのフレームワークである、『マインドマップ』に関する専門書です。専門書と言っても、今回紹介する3冊の中では、最も読みやすい1冊だと思います。

『マインドマップ』は、問題を洗い出す、整理する、新たなアイデアを創出するといった、思考プロセスのあらゆる局面において利用可能な万能フレームワークです。一方で、思考を発散させるために1つの結論を導くといったことにはあまり向いておらず、慣れない人が使うと「で、なんだっけ??」となりがちなものでもあります。
思考の幅や思考力を鍛えるという意味では、コンサルタントとしての「地の力」を鍛えてくれるフレームワークであるため、しっかりと使いこなせるようになるとよいと思います。

そして、マインドマップの活用は自分の思考を発散し、整理させることに有効なため、自己分析の際にはきっと役立ちます。そのため、コンサルタントの方にはもちろん、就活生にも是非読んで頂きたい1冊です。

フレームワーク思考を鍛える書籍3

【ニッチ市場】と【強み】で独自の経営戦略を導き出す
SWOT分析 コーチング・メソッド
嶋田 利広(著)

詳しくはこちら  www.amazon.co.jp

【著者・書籍情報】
著者は、株式会社アールイー経営代表取締役の嶋田利広氏です。嶋田氏は「中小企業のSWOT分析指導」の第一人者として、積極的な公演活動を行っています。

【特徴】
本書は、嶋田氏がSWOT分析について指導する立場から執筆されており、陥りやすい点や、実際のケースについて具体的な説明が書かれた実践的な1冊となっています。

【おすすめポイント】
誰もが一度は聞いたことのある、強みや弱みを分析するためのフレームワーク、「SWOT分析」の実践について書かれた専門書です。SWOT分析は、精度高く突き詰めれば、その分析結果だけで、その企業の将来戦略を大きく決定づけるレベルの結論を導くことができるものです。しかし、シンプルなフレームワークであるが故に、S・W・O・Tのそれぞれについて分析する観点等の幅や深さ、分析結果から何を得られるかを考えることが非常に重要となります。

本書は、ひとつのフレームワークを自在に使いこなすことの難しさを思い知らせてくれる1冊です。そのため、現役のコンサルタント向けの実務レベルの専門書と言えます。コンサルタント以外の人にとっては、易しいレベルの内容ではないですが、コンサルタントという仕事の奥深さを知るという意味では、一度手に取ってみるのも面白いかもしれません。


ここまでご紹介したフレームワーク思考に関する書籍をまとめます。

1. 知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100
2. ザ・マインドマップ
3. SWOT分析 コーチング・メソッド

今回は、戦略コンサルタントの社員が薦める書籍を、一般的なものから専門的なものまで幅広くご紹介しました。是非、読んでみて下さい。そして学んだフレームワークを実際に使用し、インプットとアウトプットを繰り返すことで、思考力を高めていきましょう。

<執筆:濱岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。