「ES/GDは通るけれど、面接でいつも落ちてしまう」
こんなお悩みはありませんか?今回は面接に苦戦する就活生のために、面接前の準備のポイントをお伝えします。
面接の捉え方
まず、面接の根本に立ち返ってみましょう。私たちが苦戦している“面接”とはいったい何なのか。
それは、自分の売り込み営業といえます。
「面接が自分の売り込み営業である」とはどういうことか。
企業は採用した人に、年収を支払います。すなわち、面接を通じて、企業は「この就活生に年収を払う価値があるのかどうか」ということを見極めているわけです。そのため、自分は年収に見合う価値があるということを企業に売り込むことが必要になのです。
では一体、自分を売り込むためには、何をすればよいのか。そこで面接前の事前準備がカギとなってきます。
事前準備は、“過去、現在、未来”の整理から
自分を売り込むためには、自分を知っていることが必要不可欠です。
自分を知るためには、自分の“過去・現在・未来”を整理することが大事です。これを行うことによって、系統立てて自分を理解することができます。
また、面接官にとっても、応募者の”過去・現在・未来”の情報が非常に重要です。就活生を知り、採用を出すにあたって、この情報を面接官も得ようとします。
このことから、面接前に前もって自分の“過去・現在・未来”を整理し、すぐに引き出せるようにしておくことが必要なのです。
では、具体的に、過去・現在、未来とは何か。
過去:今までどんな経験をして、何を学んできたのか(ex. ガクチカ、過去の成功体験など)
現在:今は何ができて、何ができないのか(ex. 強み/弱み、性格や価値観など)
未来:これからどうなりたくて、ここに応募してきたのか(ex. 将来の夢、志望理由など)
人を理解するとき、“今”の情報(性格や価値観など)だけでは足りません。
それらは、基本的に過去の経験をもとに築き上げられるからです。
したがって、「私の性格は〇〇です」や「大事にしている価値観は△△です」という“今”の情報だけでなく、それに付随する“過去”の情報も非常に大切です。
もちろん、「将来こうなっていたいからここに応募してきた」という“未来”の情報も忘れずに伝えましょう。
「過去にこういう経験があったから、現在はこういう強みや価値観を持っていて、未来にこうなっていたいからここに応募してきました」と分かりやすいストーリーで説明することができれば、
自分という人材の説明を自分主導で握れるようになり、相手と認識齟齬が起こる確率を減らすことができます。
このように、面接前に自分の過去、現在、未来は自分を理解するうえでも、面接官に理解してもらうためにも必要となります。面接前にこれらをすぐに引き出せるように準備しておきましょう。
そして、自分自身の”過去・現在・未来”をストーリーとして整理し、採用担当者に分かりやすく伝える練習もしておきましょう。ぜひ面接の前に一度実践してみてください!
<執筆:濱岡聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。