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自己分析の意味や目的とは?

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この記事で分かること

・自己分析とは何か、なぜ必要なのか
・自己分析をする際のポイント

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「自己分析が大事だ」とよく言われますが、なぜ大事なのでしょうか?
この記事では、自己分析の目的と、自己分析をする際のポイントをお伝えします。

自己分析とは何か、なぜ必要なのか

自己分析とは一体何か。

それは、自分という人材の特徴を言語化し、わかりやすく整理することです。

ここで注意すべきなのは、自己分析の最も重要な目的が、「自分のやりたいことを整理すること」や、「自分の価値観を言語化すること」ではなく、

「相手に自分の特徴を理解してもらうこと」であるということです。

なぜ、「相手に自分の特徴を理解してもらう」ことが必要なのか?
わかりやすく、買い物の場面で例えてみましょう。

あなたが冷蔵庫を買いに来たとしたら、どのように買う商品を決めますか?
冷蔵庫の容量、省エネ機能、値段など、さまざまな特徴を理解してから、自分の求める特徴を持つ冷蔵庫を買うのではないでしょうか。

就活もこれ同じで、企業が就活生という人材を、「年収」という決まった予算で買うかどうかを見定めているのです。
だからこそ、自己分析を通じて自分の特徴を分析し、企業に対して理解してもらうことで、購入(=内定)につなげる必要があります。

自己分析をする際のポイント

では自分の”特徴”とは何でしょうか。

すべてを伝えるのは不可能ですが、その中でも特に何を理解してほしいのか、優先度で振り分ける必要があります。
企業の人事戦略や採用担当者によって、把握しておきたい特徴は異なりますが、

一般的に「企業の採用担当者が把握しておきたい就活生の特徴」は下記の3つです。

①強みと弱み
②性格
③志望意欲

各項目について補足します。

①強みと弱み

強み、弱みとは、その人は一体何が得意で、何が苦手なのかです。
企業や業界、募集職種によって何を重視するのかは異なりますので、その違いをしっかりと理解しておくことが大切です。

営業職に応募しているのに、「コミュニケーション能力」が苦手ではマイナス印象になりかねません。
相手が何を重視しているかを踏まえ、強み、弱みを考えることが必要です。

②性格

これが一番抽象度の高く、企業や業界によってそもそもの「性格」という定義すら異なる項目です。
その人の価値観や志向性などを指します。

いくつか例をあげると、
 ・どういうときにやりがい(=楽しさや喜び)を感じるのか
 ・どういうときに不満(=つまらなさや飽き)を感じるのか
 ・やりたくないことやつらいことがあった時にどう対応するのか
 ・外向的なのか内向的なのか
などが一般的に採用担当者が把握しておきたい性格の例です。

企業側は「入社したらこれをやってもらいたい」という業務があるはずなので、本人のやりたいことと齟齬が生まれないかどうか、仮に生まれたらどうするかなどを事前に予測するために、応募者の性格を把握しておきたいという意図があります。

③志望意欲

これも文字通り「弊社をどのくらいの本気度で志望しているのか」を指します。
志望理由を応募者に尋ねる理由の1つに、この本気度を図るというものがあります。

 ・自分の中でどういう経験があったから(過去)
 ・こういう目標ややりたいことがある(現在)
 ・その実現のためにこの会社を選んだ(未来)

ということがしっかりと整理されていることが必要です。


このように、自己分析は自分という人材の特徴を言語化し、わかりやすく整理することであり、相手に自分の特徴を理解してもらうことが目的であることを理解した上で、

①強みと弱み
②性格
③志望意欲

以上の3つを採用担当者に伝わるように言語化することがとても重要になってきます。

<執筆:濱岡 聖朗>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。