ビヨンド研修を導入した目的・背景
ビヨンド研修とは
ビジネスサイクルの早期化に伴い、新人に任される仕事の質や量はかつてとは比べ物になりません。じっくりと新人を育成する余裕がないなかで、現場からの「早期活躍」への期待はますます高まっています。
一方、新人も「活躍するためには何を身につければよいのか」という疑問をもっています。
ビヨンド研修とは、活躍するビジネスパーソンたちの仕事経験から抽出した『たった3つの原則』を、あの手この手で徹底的にインストールし、“自ら育つ新人”へ意識転換のスイッチを入れるプログラムです。
ビヨンド研修を導入した目的と理由
新入社員研修は、社会人としての心構えや自身のスキルアップの土台作りが目的です。
ZEINのカルチャーを理解するためにも、まずはビジネスマンとしてのスキルやマナーにおける、一般的な知識・常識を身につけて欲しいと思い、外部の研修を取り入れました。
数ある会社の中でビヨンドさんを選んだ理由としては、実績もあり、プログラムの『加速成長3原則』がコンサルとして重要な要素だと思ったからです。
研修内容:2日間の座学
ビヨンド研修は座学2日間、プロジェクトワーク4日間の計6日間で行われます。
まずは座学から研修内容をご紹介します。
〜座学スケジュール 1日目〜
〜座学スケジュール 2日目〜
2日間の座学では、社会人としての基礎知識・スキル・行動様式を学びます。
ここで、プログラムの一部を抜粋し、紹介したいと思います。気になる『加速成長3原則』も紹介していきます!
学生と社会人の違い
1. 責任範囲・重さの拡大
社会人とは、契約に基づく組織人です。日常生活も含め、あらゆる場で会社を代表する存在としてみられています。
2. 2つのジリツ
社会人には2つの『ジリツ』が求められます。
・自立した存在であること
・自律すること
3. 社会人が働く上での前提
社会人になるということは、苦しいだけにとても楽しいことです。社会人になると、感謝・賞賛・信頼・成長など、非金銭的報酬が拡大します。働く中で、苦しいことがあったとしても、それをどのように楽しむのかが鍵となります。
加速成長3原則
1. メガネ(ものの見方)
「相手側から見たらどうか」という視点で物事を捉えた行動
2. 構え(姿勢)
待ち姿勢ではなく、自分から主体的・積極的に行動する姿勢
3. 武器(ビジネススキル)
安心して仕事を任せられるビジネスマナーやスキル
新入社員は、すぐに役に立てることが多くないため、成長して戦力になることが期待されています。上司が信頼して仕事を任せられるよう、スキルを身につけることが重要です。
ビジネスマナー(指示受け・報連相)
仕事は、指示に始まり報告に終わります。必ず指示した本人に完了報告を行います。
指示を受けるときは、理由と目的を理解し、具体的かつ正確に内容を確認することが重要です。
また、ミスをしてしまった時など、報告しにくい時ほど最優先に報告することが重要です。すぐに報告することで、早めの対処が可能となり、影響を最小限で抑えることができます。
研修内容:4日間のプロジェクトワーク
プロジェクトワークは、座学で学んだことを実践します。
プロジェクトワークの狙いは以下の3つが挙げられます。
1. チームで成果を出す面白さや難しさを、実体験を通して学ぶ
2. 仕事場面での自身の強み、課題を掴む
3. 活躍する新人の『加速成長3原則』を身につける
内容は以下の通りになります。
上図の内容を、① 指示受け/計画立案 ⇨ ② 中間報告/振り返り ⇨ ③ プレゼンテーション
の3ステップで行います。
① 指示受け/計画立案
会社の役員からプロジェクトの大まかな説明をいただきます。
そこから座学で学んだ「指示の受け方」をもとに、指示の理由と目的の理解/具体的かつ正確な確認をしていきます。
それをもとにチームで協力し、企画書を作成します。
② 中間報告/振り返り
中間報告を行い、講師の方にフィードバックをいただきます。
いただいたフィードバックをもとに、チームと自分自身の活動を振り返り、コンセプトの見直しを行います。
③ プレゼンテーション
最終的に取締役3名を含めた約10名の前でプレゼンテーションを行います。
研修に参加した感想
研修の感想を新卒社員3名に伺いました!
加速成長3原則の1つである、他人軸で考えて行動することの重要性を学びました。
研修の中で、自分が思っていることが正確に伝わっていないことがあったので、仕事を円滑に進めるためには、自分の言動の1つ1つが相手にどのように判断されているかを意識して行動することが大切であると感じました。
振り返りの重要性を学びました。
どうしてそのような結論に至ったのか、振り返りの中で自分の考えを明確にすることで、相手にも自分の考えを伝えやすくなり、次の作業を円滑に進めることができると感じました。
上司からフィードバックをいただく時でも、結論だけでなく、自分の考えを伝えることで、より的確なフィードバックをいただけます。
このように、振り返りの時間を設けることで、効率的に仕事を進めることができるので、時間がない時こそ、きちんと振り返りをしていきたいと思います。
研修は、改めて自分を知る機会となりました。
チームワーク後の振り返りの中で、メンバー同士で相手の長所や短所を伝え合う時間がありました。
フィードバックの中には、自分が自覚できていない部分があったので、この時間を通して、新たな視点に気が付くことができました。
また、取締役の3名から、自分が採用された理由と何を期待されているのかメッセージをいただきました。
取締役3名の自分に対する考えを知ることができたので、その思いを胸に、期待に応えられるよう頑張りたいと思います。