「フェルミ推定やケース問題の対策本、どれがいいのかわからない…」
このような悩みを持った就活生はいませんか?
フェルミ推定・ケース問題は外資系企業やコンサルティングファームの選考で課せられることで有名です。しかし、これらを取り扱う書籍が数多く出ているが故に、一体どれを読めばいいのかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、フェルミ推定・ケース問題の勉強におすすめの本をご紹介いたします。
Chapter.1 フェルミ推定・ケース問題とは?
そもそも「フェルミ推定・ケース問題って何?」という疑問について解決していきましょう。
【フェルミ推定】
フェルミ推定とは、「実際に調査するのが難しいような、捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、概算する方法」です。具体的には以下のような問いに対して、推論します。
(例)
・日本にマンホールは何個ある?
・アメリカのシカゴにいるピアノ調教師は何人?
・居酒屋の1日の売り上げは?
フェルミ推定では、上記のような直感では見当のつかない問いに対して、いかに論理的に答えられるかという論理的思考能力が求められます。
【ケース問題】
ケース問題とは、フェルミ推定の応用とも言われる問題であり、「数値を概算した上で、具体的な課題に対する打ち手を考える問題」です。以下に具体例を挙げます。
(例)
・都心の駅前にあるカラオケ店の売上を3倍にするには?
・東京の宅配ピザの市場規模を増やすには?
・違法駐車を減らすには?
上記のように、フェルミ推定に比べてより実践的な問題が出題されます。ケース問題では、仮説をもとに論理立てて、具体的な打ち手(解決策)を導き出すことが求められるため論理的思考能力に加え、課題解決力が求められます。
Chapter.2 おすすめ本:「東大生が書いた」シリーズ
ここからは、私が就活生の皆さんにおすすめしたい、フェルミ推定・ケース問題の対策本をご紹介します。
おすすめは、「東大生が書いた」シリーズです。その名の通り東大生(東大ケーススタディ研究会)がフェルミ推定・ケース問題の体系と解法ステップを提案する解説書です。
東大生が書いた
問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
東大ケーススタディ研究会 (著)
詳しくはこちら www.amazon.co.jp
現役東大生が書いた
地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
東大ケーススタディ研究会 (著)
詳しくはこちら www.amazon.co.jp
【東大生が書いたシリーズの、おすすめポイント】
①初心者にやさしい解説
フェルミ推定・ケース問題の「解答のとっかかり」を体系的に解説し、初心者でも取り組みやすいように工夫されています。
②汎用性の高い体系
著者らが解いてきた1,000問近くのフェルミ推定やケース問題に関する数多くの議論を言語化したものをジャンル別に体系化しているため、かなり汎用性の高い体系となっています。
③厳選された問題・フレームワーク
フェルミ推定のトレーニングになる、厳選された100問やケース問題に活用できる50個のフレームワークなど、就活生に限らず、社会人でも日頃の仕事で使えるような内容がまとめられています。
いかがでしたか?知る人ぞ知る、就活対策本をご紹介しました。(私の就活にも大変役立ちました。)
気になった方は、ぜひ読んでみてください!この記事が、皆さまの就職活動の一助となれば幸いです。
<執筆:濱岡 聖朗>
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