【プロジェクト紹介】大手エネルギー会社における新基幹システム構築に伴うデータ移行

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この記事で分かること

・プロジェクト概要
・プロジェクトを行う中で大変だったこと
・若手社員の成長をサポートする

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インタビュイー紹介

小泉 慶介(こいずみ けいすけ)
慶應義塾大学理工学部出身。新卒で株式会社インテックに入社後、EYアドバイザリー(現:EYストラテジー・アンド・コンサルティング)に転職。2018年1月にZEINへ参画し、基幹システム導入、システム導入PMO・業務改善、電帳法対応などのプロジェクトに従事。

プロジェクト概要

テーマ:業務改革を実現するための新基幹システム構築
顧客企業:大手エネルギー会社
期間:2023年9月〜現在

クライアントの抱えていた課題

クライアントは、数百のグループ会社をもつ、大手エネルギー会社です。
以前の基幹システム構築時は、スクラッチでシステムを開発し、それをグループ会社の仕様にアレンジしたものを展開していたため、グループ内で複数の基幹システムが存在している状態でした。

ZEINの役割

今回のプロジェクトは、それらのシステムを全てERPパッケージに置き換えることです。その中でも、ZEINはシステム移行やデータ移行を担っています。

※ERPとは
Enterprise Resource Planningの略で、企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念を指します。これらを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェア(統合基幹業務システム)を「ERPパッケージ」と言います。

また、グループの規模が大きいため、下記のフェーズ分けてシステム切替を行う予定です。

  • 国内グループ会社(事業毎)
  • 海外グループ会社

ERPパッケージについてのキャッチアップ

小泉さんの業務内容を教えてください。

システム移行やデータ移行を推進するチームのチームリーダーとして、計画の立案やタスクの推進を行う役割を担っています。
今回導入するERPパッケージに関する知識は十分でなかったものの、システム移行やデータ移行の経験は豊富なため、製品の有識者の協力を仰ぎながら、旗振り役として、プロジェクトを進めています。
プロジェクトは以下の3つのフェーズがあります。

  • 要件定義フェーズ
  • 設計フェーズ
  • 開発フェーズ

それぞれのフェーズで作成した成果物については、有識者を巻き込みながら、当該製品ならではの観点で抜け漏れ、誤りがないか確認しました。また、開発フェーズのように、具体的なモノ作る段階になればなるほど製品知識が不可欠になるため、具体的に実機を触りながらの作業を通じて、キャッチアップを行いました。

業務で大変だったことや印象に残っていることを教えてください。

今回のプロジェクトでは、大手ファームと協働して進めているプロジェクトであるため、クライアントや大手ファームとの関係性を意識しながら、工夫して行動する必要がありました。
特に、私は移行のチームリーダーを担当しており、他領域のチームリーダーは大手ファームだったこともあり、独立系コンサル会社として、常に期待値を超えるパフォーマンスを出すことを心掛けて、行動していました。

他のプロジェクトとの違いはありますか?

私はこれまでのプロジェクトでも、大手ファームのメンバーと同等の立場で参画することはあり、その点では大きな違いはありません。過去にスクラッチ開発のシステムや様々なERPパッケージを導入するプロジェクトにおいて、移行を担当した経験はありましたが、今回のプロジェクトでは、その経験を活かせる部分と今回導入するERPならではで考慮すべき部分があり、それらを見極めながらプロジェクトを推進する必要がありました。

常駐している際の同じプロジェクトメンバーやお客さまとの関わり方について教えてください。

ZEINの移行チームメンバーは地方の主要都市に週5で常駐しており、大手ファームのメンバーやクライアントのメンバーとともに、同じ執務スペースで業務に取り組んでいます。昨今、コロナ禍の影響もあり、リモートで執務するプロジェクトも多いかと思いますが、移行は多くの関係者が関わるため、常駐することで担当者間の直接的な意思疎通が可能となり、手戻りが少ないプロジェクト進行や良好な信頼関係の構築に寄与していると思います。

主体的に学び、お互いを助け合える「人」が魅力

常駐の際に、ZEINのカルチャーを感じる機会はありますか?

メンバー一人一人の行動を見ると、「ZEINの社員だな」と感じることはあります。
「当事者意識を持って、よく考えて、主体的に動く」「チームの成果を意識して動く」など、随所でZEINの行動指針を体現していると思います。今回のERPパッケージに関する知見や移行業務経験が無くても、キャッチアップしながら、前向きにプロジェクトに取り組んでいますし、会社を越えて、困ったときにお互いを助け合える良いチームワークがあると感じています。

若手社員の成長をサポートする

プロジェクトの今後の目標を教えてください。

今後の目標は2つあります。
一つは、第1段階のシステム切替を成功させることです。もう一つは、プロジェクトを進めるなかで、ZEINのメンバー全員が成長することです。
特に後者の「成長」については、成果を出してこその成長と考えているため、プロセスを大事にしながら、しっかりと成果を出していきたいと考えています。

小泉さんの今後の目標を教えてください。

メンバーを別のプロジェクトでも活躍できる人材に育てることが、私の直近の目標です。
メンバーを育てるには、大きな挑戦を自力で乗り越えさせることが重要と考えているため、今回のプロジェクトでは、難しいタスクであっても、まずはメンバー本人に任せて、適宜フォローしながら、メンバーの成長を促していきたいと思います。


ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。

ZEINには、多くのプロジェクトや働き方があるため、幅広い経験を積むことができます。また、社員一人ひとりの成長を後押ししてくれる人材が揃っています。そのため、自分がやりたいことを意欲的に発していれば、チャレンジする機会も多く回って来る環境です。コンサルタントとして成長意欲がある人には、良い環境だと思います。

<執筆:大西 萌>
※本記事掲載の情報は、公開時点のものです。