インタビュイー紹介
宮崎 将知(みやざき まさかず)
2020年4月に新卒1期生として入社。出身は岐阜県、大学は名古屋で、現在は東京都に在住。 趣味はサウナ。最近は身体を気遣い坂道ダッシュ(7m)を1日3本こなし、タバコを吸う量も半分に減少。体力増強のみならずコスト削減にも成功した。
自身の自己分析について
自己分析はいつ頃に始めましたか?
自己分析は、就職活動の面接対策として始めました。そのため、就職活動を始めた3年生の頃だと思います。
私は、自己分析を始める前に、就職したい職種をある程度決めていました。そこで、自分の人間像や、就職活動をするうえでの自分のアピールポイントを考えるために自己分析を行っていました。
面接時に自身のどのような強みをアピールしてましたか?
野心的なところです。
自分のコアな経験から人間性について振り返った時に、野心的なところが自分の強みであると考えました。
面接者が興味を抱いてくれそう、かつ自分が話しやすい領域で話したいことを考えると、自分のアピールポイントが意外と簡単に絞られてくると思います。私の場合、学生の頃に野球をしていたので、その経験の中から自分のアピールポイントと紐づくエピソードを面接で話していました。
自己分析をした前後で変化はありましたか?
面接において、自分を必要以上に良く見せることがなくなりました。
就職活動では、自分の希望する企業に入りたいがために、その企業に合わせすぎ、面接が窮屈に感じるようなことがありました。自己分析をすることで本心で語ることができるようになり、取り繕うことのない自然体な状態で面接を受けることができたと感じています。
自己分析で重要なこと
自己分析を行うにあたり、重要なことは何でしょうか?
まず初めに、自分がどのような人生を送りたいのか考え、生きて働くことの目的を置くことだと思います。
自己分析は、始めたらいくらでも突き詰められる、終わりのないものだと思います。いつの間にか、自己分析をすること自体が目的に据え置かれると、途中で辛くなってしまうでしょう。
まずは、どの会社に入って、どのような仕事がしたいのか、そもそもどのような人生を送りたいのかを明確にしたうえで、合致する企業を選びます。その次の段階として、自身が選んだ企業に入るために実施するのが「自己分析」であると考えます。
自分のアピールポイントが見つからない人へ、アドバイスはありますか?
今までの人生経歴を書き出し、振り返ってみると良いと思います。そうすることで、自分の強みやエピソードを整理することができ、面接で活かせるものが見つかるでしょう。
しかしながら、自分がどのような人間であるかは、ある程度直感的にわかるものであると感じています。
直感で捉えた自分の人間性をベースに、それを表現できるエピソードを自分で探したり、身近な仲間たちに聞いたりすることで、取り繕うことのない自然体な自分を発見できると思います。
ZEIN JOURNALをご覧の皆さまへ。
私の経験から伝えたいことは大きく2点あります。
一つは、自己分析はあくまでも手段であるということです。これからの人生、自分が何をしたいのかという目的を明確にすることが最も大切です。「自分が目指すキャリアへのステップとして自己分析を行う」という認識を持つことで、より前向きな取り組みになると思います。
もう一つは、自分の人間性は自分が一番わかっているということです。面接を通過するため、良い企業に入るためと思い、自分を取り繕ってしまうと、面接で窮屈になりがちです。自分らしさが伝わるエピソードを軸に探すことで、自然な自分を見つけることができると思います。
<執筆/撮影:中江 暖人>
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