プロフィール:志賀野 寛彦(しがの ともひこ)
ZEIN株式会社代表取締役CEO。1978年4月23日生まれ。新卒でアクセンチュアに入社後、フリーコンサルタント、独立系ITコンサルティング会社、EYアドバイザリー(現:EYストラテジー・アンド・コンサルティング)を経て、ZEINを設立。趣味はゴルフ、キャンプ、筋トレ、草野球。
数字で見るZEINの成長
社員数と働く環境の変化について
ZEINの社員数は、創業当初の24人から2022年4月時点の69人へ約3倍に増加しました。新卒採用に関しては、3期目(20卒)から開始し、5期目(22卒)時点で、全社員のうち新卒社員の割合が37.7%を占めるようになっています。また、女性社員の割合は創業当初の12.5%から現在36.2%になり、こちらも3倍程度増加しています。
社員の働く環境については、若手社員が中心となって「働きがいのある会社」としての組織づくりに注力しています。
▼ZEINのGPTWの取り組みについての詳しい記事はこちら
GPTW「働きがいのある会社ランキング ベスト100」に2年連続でランクインしました!
https://recruit.zein.jp/journal/20230220-gptw/#:~:text=ZEIN%E3%81%A7%E3%81%AF
コンサルティング事業について
クライアントの大手比率に関しては創業当初からの高水準である80%を維持しています。
また、クライアントのリピート率は創業当初から徐々に高まり、現在では90%を超える数値となりました。
リピート率が高まった背景としては、クライアントの認識や期待値が大きく変化してきているからだと考えます。
創業当初の規模感では特定のサービスに特化した(≒偏った)対応をせざる負えない状況でしたが、社員数が増え、会社としての対応力やサービスのバリエーションが増えたことにより、依頼されたプロジェクト以外のコンサルティングサービスを継続して提供できる機会が増えています。
今後は、益々「会社としての総合力」が問われるフェーズに移ってきていると言えます。
1〜5期目までの振り返りインタビュー
1期目から現在までを振り返り、印象に残っていることはありますか?
ひとりひとりのメンバーの成長が印象的です。
創業1年目は、私を含めメンバー全員がガムシャラに駆け抜けた一年となり、あまり落ち着いて考える時間もありませんでしたが2年目以降から、徐々にメンバーの成長を感じることができました。
例えば、プロジェクト遂行の中では、上司となるメンバーが、経験の浅い下位メンバーをしっかりサポートしながら教育をしていくという意識が徐々に芽生え、浸透してきました。営業面においても、創業時は役員が中心となって仕事を取ってきていたところが、今ではディレクターをはじめ、シニアマネージャーやマネージャーまで多くのメンバーが自発的に新しい仕事を作る動きをしてくれています。
また、新卒のメンバーが1年目にも関わらず、プロジェクトメンバーの一員として躍動してくれていることにうれしい驚きを覚えました。これは、周りの期待値以上に成長したいと考えてくれている新人メンバーの想いに加え、会社全体で新人メンバーを育成し、サポートしようという意識が働いているからだと思っています。
そして、仕事面での成長に加えて、会社のカルチャーも浸透してきていると感じています。GPTW(Great Place to Work)の取り組みや社内プロジェクト、ナレッジシェア、勉強会、ZeinBu(クラブ活動)を各メンバーが率先して実施してくれているため、業務外で横のつながりも強くなっています。これによって、新人を含む全メンバーがプロジェクト参画直後から業務に集中し、貢献できる環境が作られているのだと考えます。
なお、こういった仕事での成長や仕事外での取り組みが、会社全体の定着率(離職率の低さ)に繋がっているのだと思っています。
今後の展望
今後のありたい姿は何でしょうか?
社員にはいつも伝えていますが、ZEINの全てのメンバーが幸せになれる会社にしたいと思っています。
常に自分の可能性を広げて、新しいことにチャレンジする想いを持って仕事に取り組むことが結果として自分の人生を豊かにしてくれるのではないかと考えています。そのためにもまず、メンバーひとりひとりが自分の得意領域や専門性をもって、コンサルタントとして自信を持てるようになってほしいです。
その上で、長期的にはZEINグループとして多角的な事業展開を行い、コンサルティングメンバーが自身の希望する新規事業の社長になれるような会社、そんな未来を描ける組織になれたらと思っています。
一般的にも、ひとつのコンサルティングファームで定年退職を迎えるケースは少なく、多くの場合は40歳(早ければ30代前半)を超えるくらいから同業他社や事業会社へ転職することが増えてくる業界です。しかし、せっかくZEINという会社で出会ったのであれば、少しでも長く一緒に仕事をしたいと思いますし、そのためにもどこの会社よりも魅力的な組織にしていきたいと常々思っています。
<執筆/撮影:松本 陸>
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